Linux 2次サーバー機能用のファイルシステム

Linux 2次サーバー機能用のファイルシステム にリストされているディレクトリーは、RICOH ProcessDirector インストーラーで自動的に作成することも、RICOH ProcessDirector のインストール前に自分で作成することもできます。RICOH ProcessDirector でこれらを作成する場合、ファイルシステムではなく、ディレクトリーとして作成されます。複数のパーティションを使用する場合は、ファイルシステムを手動で作成する必要があります。

Linux 2次サーバー機能用のファイルシステム

ファイルシステム 推奨サイズ 最小サイズ 説明
/aiwinstaller 2 GB 2 GB インストールプログラムがそのファイルの保管に使用するファイルシステム。
/var/psf 5 GB 5 GB PSF 構成ファイルおよび一時ファイル用のファイルシステム。
    注意:
  • /var/psf/segments/var/psf のサブディレクトリーである場合、/var/psf は、これら 2 つのファイルシステムの両方の要件を満たす必要があります。
/var/psf/segments 45 GB 10 GB パフォーマンス改善に使用するファイルシステム。このファイルシステムは、最大のジョブより大きいサイズでなければなりません。複数のプリンターの並行ジョブのデータを保管するだけのスペースが必要です。プリンターが 5 台ある場合、推奨される最小サイズは 45 GB です。プリンターが 1 台増えるたびに、サイズを 10 GB 大きくしてください。
/var/aiw 5 GB 5 GB RICOH ProcessDirector からのデバッグ情報用のファイルシステム。

Linux 2次サーバー機能が使用する既存のファイルシステム に、Linuxオペレーティングシステムのインストール時に作成するファイルシステムを示します。RICOH ProcessDirector をインストールする前に、これらのファイルシステムのサイズを増やすことが必要になる場合があります。

Linux 2次サーバー機能が使用する既存のファイルシステム

ファイルシステム 推奨サイズ 最小サイズ 説明
/var/spool/lpd 変更 オペレーティングシステムデフォルトとして設定 LPD プロトコルで受け取るジョブのスプーリングに使用するファイルシステム。このファイルシステムは、LPD プロトコルで一回に受け取るすべての印刷ファイルを保持するために十分なサイズでなければなりません。
/opt 15 GB のフリースペース 10 GB のフリースペース RICOH ProcessDirector コード用のファイルシステム。
    注意:
  • /optファイルシステムをマウントするときに、 nosuidオプションを指定しないでください。nosuidオプションが使用されていないことを確認するには、コマンド行で mountと入力します。
/tmp 750MBのフリースペース 750MBのフリースペース RICOH ProcessDirector インストーラーが使用する一時スペース。
/usr 750MBのフリースペース 750MBのフリースペース /usr/lpp/psfディレクトリと /usr/libディレクトリを含むAFPファイルを印刷するファイルシステム

RICOH ProcessDirector によって管理されるファイルシステムについては、所有権と許可を Linux 2次サーバー機能ファイルシステムの所有権と許可 の記載どおりに設定する必要があります。RICOH ProcessDirector インストーラーでディレクトリーを作成すると、正しい所有権および許可が自動的に設定されます。

Linux 2次サーバー機能ファイルシステムの所有権と許可

ファイルシステム 所有者 グループ 許可
/var/aiw root sys 777 - drwxrwxrwx
/var/psf root sys 2775 - drwxrwsr-x
/var/psf/segments root sys 2777 - drwxrwsrwx