外部ステップ

RICOH ProcessDirectorでは、RICOH ProcessDirectorの外部でプログラムを実行するステップを追加できます。外部プログラムは、特殊なジョブ処理タスクを行うことができ、RICOH ProcessDirector基本製品がインストールされているコンピューターと同じコンピューターで実行できます。RICOH ProcessDirector2次サーバー機能がインストールされたLinuxシステム、またはアプリケーションサーバーがインストールされたWindowsシステムでも実行できます。

RICOH ProcessDirector提供のステップで行われる処理の外部で処理が行われるため、このタイプの処理は外部ステップと呼ばれます。

外部ステップは、ジョブのスプールディレクトリーにあるファイルにアクセスすることができます。RICOH ProcessDirectorは入力ファイルからジョブを作成するとき、固有のスプールディレクトリーを作成します。スプールディレクトリーには入力ファイル、およびジョブに関する情報を提供するその他のファイルのコピーが入ります。外部ステップは、スプールディレクトリーにある既存のファイルを更新したり、新しいファイルをディレクトリーに書き込んだりするプログラムを呼び出すことができます。

ジョブのデフォルトスプールディレクトリーは/aiw/aiw1/spool/default/JobNumberJobNumberRICOH ProcessDirectorがジョブに割り当てるスプールID)です。

アプリケーションサーバーでは、スプールディレクトリーが、アプリケーションサーバーをインストールしたときに選択したドライブにマウントされます。デフォルトはZ:\aiw1\spool\default\JobNumberです。

追加のスプールディレクトリーを作成することもできます。これらのスプールディレクトリーの名前は、次の形式です。/aiw/aiw1/spool/SpoolName/JobNumber (SpoolName は、許可されたユーザーが定義したサブディレクトリー名です)。

外部ステップが呼び出すプログラムでは、子ジョブを作成することもできます。スプールディレクトリーには、/aiw/aiw1/spool/default/JobNumber/childrenサブディレクトリーまたは/aiw/aiw1/spool/SpoolName/JobNumber/childrenディレクトリーがあります。外部プログラムは、子ジョブとその関連ファイルをそのディレクトリーに書き込みます。RICOH ProcessDirectorは、子ジョブとファイルを検出した後に、続けて処理できます。