ジョブを待機させるステップを追加する
Waitステップを使用してジョブを一時停止する理由はさまざまです。例えば、次の方法があります。
- カスタマーによってキャンセル決定が必要になるまでジョブを処理するワークフローを作成します。
キャンセル要求の受信期限までの待機期間を設定し、それまでにキャンセル要求が到着しない場合は、自動的にジョブをリリースできます。
- プルリストが到着するまでジョブを一時停止するワークフローを作成します。
カスタマーはジョブの一部の文書の印刷を抑止する要求を送信することがあります。一部の文書の印刷を抑止する際に使用できるプルリストをカスタマーが送信する期限を午前9時に設定します。ワークフローの、プルリストを読み取って処理を自動化するSetDocPropsFromListの直前に、 Waitステップを置くことができます。
- サードパーティーのEメールサービスにEメール文書を送信する最適な時間まで待機するワークフローを作成します。
通常の業務時間が終了するまで大量のEメール文書をサービスに送信するのを待機し、夜間に送信処理を行うようにできます。ワークフローのEmailDocumentsステップの直前に、 Waitステップを挿入します。
Waitステップでワークフローを定義するには、次の手順に従います。
- ワークフロータブをクリックします。
- モデルとして使用するワークフローを右クリックし、コピーを選択します。
- ワークフローのコピーに名前を付け、必要なその他の値を入力または編集して、続行をクリックします。
- ワークフローに組み込まれているステップと、そこで設定されているデフォルト値を確認します。
- ワークフローで待機期間を発生させるタイミングを決定します。Waitステップテンプレートに基づくステップをワークフローの適切な場所に追加し、ジョブプロパティーに値を設定します。待機期間が終了する特定の時刻または待機期間の長さを設定できます。これらのプロパティーを使用して待機期間を制御できます。
- 待ち時間プロパティーを使用して、処理を続行する前にジョブが待機する期間を指定します。
- 待ち終了時刻プロパティーを使用して、待ち期間が終了し、処理が再開される特定の時刻を指定します。
- 時間帯プロパティーで時間帯を設定します。 時間帯は 待ち終了時刻プロパティーを使用する場合にのみ適用されます。プロパティーのデフォルト値はRICOH ProcessDirectorがインストールされているサーバーのタイムゾーンです。
- 待ち終了時刻と 待ち時間の両方に値を設定すると、ステップで各オプションの終了時間が計算されます。ジョブが次のステップに移動するタイミングを、最初の終了時間に到達したときと、最後の終了時間に到達したときのどちらかから選択できます。
たとえば、ワークフローには次の設定を使用する待ちステップが含まれます。
- 待機時刻:12:00 PM
- 時間帯:東部標準時間(EST)
- 待機時間:3時間
10:00 AM EST にジョブがそのステップに到達します。ステップでは次の 2 つの終了時間を判断します。
- 待機時刻:12:00 PM(EST)
- 待機時間:3時間(1:00 PM EST)
この後にステップを終了を 初回発生時に設定すると、ジョブは 12:00 EST に次のステップに移動します。 この後にステップを終了を 最終発生時,に設定すると、ジョブは 1:00 PM EST に次のステップに移動します。
ジョブの待ち時間が終了するまでの計算時間は、ジョブプロパティーノートブックの[待ち]タブにあるステップが終了するまで待機プロパティーで確認できます。
- ワークフローを保存します。