AFP ファイルを拡張する Postal Enablement

RICOH ProcessDirector に実行依頼されるほとんどの AFP ファイルは、Postal Enablement で処理できるようにする前に拡張する必要があります。
AFP Indexer を使用して AFP ファイルを拡張する場合、AFP サポート機能を購入してインストールする必要があります。
Postal Enablement で使用する AFP ファイルを拡張するには、次の手順に従います。
  1. AFP ファイルにページグループトリガー (ジョブ内の各郵便物の開始を識別) または抽出する郵便物データ用に定義された索引タグがない場合、AFP Indexerを使用してその情報を追加します。次の手順に従います。
    1. RICOH Visual Workbench で AFP ファイルを開きます。
    2. IndexAFP を選択します。
    3. 文書境界を識別するトリガーを定義します。
    4. 抽出しようとしている郵送先住所データの索引タグを追加します。
  2. Document Property Designer (DPD) モードを使用して、郵便ソフトウェアが必要とする各文書プロパティーを AFP ファイルの索引タグにリンクします。次の手順に従います。
    1. RICOH Visual Workbench で AFP ファイルを開き、DPD モードを選択します。
    2. ウインドウ下部の文書プロパティー名をダブルクリックします。
    3. [リンクオプションの定義]ダイアログで要求された情報を入力します。
      文書プロパティーが索引タグにリンクされている場合、文書プロパティーの値は、索引付けされたデータの値と同じです。
    詳しくは、RICOH Visual Workbenchおよび Document Property Designer に関連するトピックを参照してください。
  3. RICOH Visual Workbenchによって作成された制御ファイルを保存し、RICOH ProcessDirectorシステムユーザーがアクセスできるディレクトリーのRICOH ProcessDirectorサーバーに送信します。
    制御ファイルには Document Property Designer の定義が含まれています。
    注意: Postal Enablement ワークフローを構成するときは、Visual Workbench制御ファイル の名前を IdentifyDocuments ステップテンプレートに基づくステップに指定します。
  4. オプション: 次を実行する場合は、RICOH Visual Workbench の AFP Enhancer モードを使用して拡張 AFP 制御ファイルを編集します。
    • 郵便ソフトウェアから返された新しい郵送先住所データでバーコードを作成する。
    • 郵便ソフトウェアから返された新しい郵送先住所データで元の郵送先住所データを置き換える。
    • 不要なコンテンツが含まれる領域を非表示にする。
    /aiw/aiw1/control_files/postal (Linux) または C:\aiw\aiw1\control_files\postal (Windows) ディレクトリーの 4 つのサンプル拡張 AFP 制御ファイルは、PostNet バーコードを、ジョブ番号と文書番号を識別する Datamatrix バーコードで置き換えます。
    • PostalAFPReplaceAddr.cfg

      この制御ファイルは、郵便ソフトウェアから返された新しい住所データで任意の住所を置き換えることもできます。

    • PostalAFPBuildQualify.cfg

      この制御ファイルは、Intelligent Mail バーコードを追加することもできます。

    • PostalAFPBuildNonQualify.cfg

    • PostalAFPBuildOther.cfg

  5. ツール EnhanceAFP 制御ファイルのエクスポートをクリックして、拡張 AFP 制御ファイルをエクスポートし、RICOH ProcessDirectorサーバーのRICOH ProcessDirectorシステムユーザーがアクセスできるディレクトリーに送信します。
    注意: Postal Enablement ワークフローを構成するときは、拡張 AFP 制御ファイルの名前を、BuildAFPFromDocuments ステップテンプレートに基づくステップに指定します。