ジョブをシステム上の他のジョブの前にプロモートする
ジョブまたはジョブのグループを、システム上のその他すべてのジョブの前に処理しなければならないことがあります。プロモートアクションにより、RICOH ProcessDirectorは、その他のジョブの優先順位にかかわらず、最初にジョブを処理します。
プロモートアクションは、ジョブがワークフロー内の次の処理ステップに到達したときに行われます。これは、ワークフローの後続のすべてのステップおよびフェーズに対して有効です。プロモートされたジョブがグループのメンバーである場合、RICOH ProcessDirectorは、グループ内の他のすべてのジョブを自動的にプロモートします。RICOH ProcessDirectorは、次の基準を使用して、ジョブの印刷順序を決定します。
- RICOH ProcessDirectorは、次の順序でプロセスグループのメンバーではないシステム上のジョブを処理します。
- ジョブのプロモーション時刻プロパティーによって判別される、最後にプロモートされたジョブ
- ジョブ優先順位プロパティーによって判別される、最も優先順位の高いジョブ
- 実行依頼時刻プロパティーによって判別される、最後に受信したジョブ
- RICOH ProcessDirector は、プロセスグループのメンバーであるジョブを次の順序で処理します。
- 最後にプロモートされたジョブ
- 最も優先順位の高いジョブ
- プロセスグループ配列プロパティーによって判別される、プロセスグループ内のジョブの順序
あるジョブをプロモートした後で、別のジョブをプロモートする必要がある場合、RICOH ProcessDirectorは、プロモートタイムスタンプを使用して、最初に処理するプロモート済みジョブを決定します。最新のタイムスタンプを持つジョブ(最後にプロモートされたジョブ)が最初に処理されます。
ジョブをシステム上の他のジョブの前にプロモートするには、次の手順に従います。
- [ジョブ]テーブルで、プロモートするジョブを右クリックし、プロモートを選択します。
- ジョブのプロモートダイアログで、正しいジョブを選択したことを確認し、 OKをクリックします。
- 注意:
- ジョブをプロモートしても、他のジョブすべての処理が中断され、そのジョブがすぐにワークフロー内を移動することはありません。ジョブをプロモートすると、ジョブは、通過する各ステップで、処理のためにキューの先頭に置かれます。