データをバックアップする

バックアップスクリプトを使用して、RICOH ProcessDirector システム構成のコピーをアーカイブできます。
RICOH ProcessDirector データをバックアップするには、次の手順に従います。
  1. すべてのアプリケーションおよび 2 次サーバーを停止します。バックアップ処理によって、1 次サーバーが自動的に停止されます。
  2. 1 次コンピューターに root ユーザーとしてログインします。
  3. 次のいずれかのオプションを指定して、/opt/infoprint/ippd/bin/aiwbackup.pl を入力します。
    オプション 説明
    -f filename データをデフォルト以外のディレクトリーおよびファイル名にバックアップします。デフォルトは、/tmp/aiw_backup_data.[timestamp].tar.gz です。
    -m DB2 データベースのバックアップイメージを作成しません。このオプションは、異なるコンピューター上に DB2 データベースがある場合に使用します。
    -r デフォルトで、入力ファイルおよびジョブファイル (スプールディレクトリーにある、ジョブ情報が入ったファイルで、入力ファイルのコピーを含む) が保存されます。-r オプションを指定したバックアップでは、入力ファイルまたはジョブファイルは保存されませんが、ジョブは保存されます。システムデータおよび制御ファイルは常に保存されます。
      重要:
    • -r オプションは、aiwbackup コマンドと aiwrestore とで若干異なります。
      • aiwbackup コマンドでは、-r オプションを指定すると、保存されるシステムから入力ファイルおよびジョブファイルだけが削除されます。ジョブはシステムから削除されません。
      • aiwrestore コマンドでは、-r オプションを指定すると、リストアされるシステムからジョブ、入力ファイル、およびジョブファイルが削除されます。
      RICOH ProcessDirector をバックアップするときに -r オプションを使用した場合は、システムをリストアするときにもこのオプションを指定する必要があります。これは、保存されていないファイルを持つジョブをリストアすることを回避するためです。
    -h または -? aiwbackup コマンドのヘルプを表示します。
    例えば、このコマンドは、データを mybackup.tar.gz というファイルに保存します。このとき、ジョブは含まれますが、入力ファイルまたはジョブファイルは含まれません。
    • /opt/infoprint/ippd/bin/aiwbackup.pl -f mybackup.tar.gz -r
    すべてのサーバーが停止すること、ジョブと入力ファイルがバックアップされるかどうか、およびバックアップされたファイルの位置を示すメッセージが表示されます。
  4. Y を入力してバックアップを続行します。
    バックアップが完了すると、バックアップが正常に行われたことを示すメッセージが表示されます。