移行アシスタントを使用する準備を行う
移行を成功させるためには、対策を講じてシステムを準備し、移行の失敗につながるような解決困難な問題を避けることをお勧めします。
- RICOH ProcessDirectorをターゲットシステムにインストールします。
- ご使用のシステムが前提条件を満たしていることを確認してください。
詳しくは、ハードウェア要件、前提条件チェッカーを実行する 、および必須ソフトウェアをインストールするを参照してください。
- 新規インストールと同じように、インストール手順に従います。
詳しくは、インストールするを参照してください。
- 基本製品のインストールが完了したら、この手順に戻ります。
- インストールしたRICOH ProcessDirectorのバージョンにログインします。ユーザー名にaiwとパスワードにaiwを使用します。
このユーザーのパスワードを変更したら、新しいパスワードを忘れないでください。移行プロセスが完了し、すべてのユーザーがターゲットシステムにインポートされるまで、このユーザーとしてログインすることをお勧めします。
- 旧システムと同じ機能、および購入した新機能をインストールします。インストール中にエラーが発生した場合は、リコーソフトウェアサポートにお問い合わせください。
詳細については、機能をインストールするおよびRICOH Transform 機能をインストールするを参照してください。
- ライセンスキーをダウンロードしてインストールします。RICOH ProcessDirectorおよびすべての機能は、試用モードでインストールされます。ライセンスキーのインストール前に試用期間が終了した場合、ソフトウェアは動作を停止します。
詳しくは、ライセンスキーをダウンロードおよびインストールする を参照してください。
注意: 必要に応じて、移行プロセスが完了した後にライセンスキーをインストールすることもできます。
- ご使用のシステムが前提条件を満たしていることを確認してください。
- 事前印刷フォームの置換機能を使用している場合、ターゲットシステムからmedia.zipファイルをエクスポートし、ソースシステムにコピーします。電子フォームが含まれるメディアをエクスポートするの手順に従ってください。
- ステップリソースをインポートすると、参照するファイルはエクスポートパッケージに含まれません。ステップリソースで参照されているファイルをソースシステムからターゲットシステムに手動でコピーします。移行アシスタントを開始する前に、ターゲットシステムにファイルをコピーしてください。
- すべてのステップリソースをインポートするには、ソースシステムからターゲットシステムの同じディレクトリーに、
/aiw/aiw1/StepResources
の内容をコピーします。 - 特定のステップリソースをインポートするには、エクスポートしたXMLファイルを開きます。エクスポートした各ステップリソースのエントリーを検索し、StepResource.Fileプロパティーを見つけます。その値で、そのステップリソースに関連付けられているRSCファイルの名前を見つけます。例えば、この値の場合、以下のようになります。
- ソースシステムでファイルを検索し、ターゲットシステムの同じディレクトリーにコピーします。
- すべてのステップリソースをインポートするには、ソースシステムからターゲットシステムの同じディレクトリーに、
- 移行アシスタントは、いかなる種類の資格情報も移行できません。ただし、資格情報を必要とするオブジェクトがターゲットシステムに存在しない場合は、インポートに失敗します。ここで、ソースシステムから パスワード、 セッション、 静的な資格情報をエクスポートします。 移行アシスタントを開始する前に、ターゲットシステムにコピーします。
- 移行に失敗する可能性のある一般的な問題を防止します。
- データ損失のリスクを回避するために、ソースシステムとターゲットシステムの両方のスナップショットまたはバックアップを取ります。
詳しくは、データをバックアップするを参照してください。
- 製品アップデート機能が両方のシステムに同じレベルでインストールされていることを確認します。Feature Managerで、両方のシステムの 製品アップデート機能を検索し、 インストールされたバージョン列の値を比較します。
- 注意:
- ターゲットシステムのバージョンが上位である場合は、移行中にパッケージをダウンロードする機会があります。その後、ソースシステムのFeature Managerページで パッケージのインポートを使用して 製品アップデートをインストールできます。
- ソースシステムのバージョンが上位である場合は、
/opt/infoprint/ippd/available
で最新の製品アップデートパッケージを見つけます。パッケージ名はProductUpdate-3.4.version_number.epk
です。パッケージをダウンロードし、ターゲットシステムにログインします。Feature Managerを開き、パッケージをインポートし、インストールします。詳しくは、インポートパッケージを使用して機能を追加またはアップグレードするを参照してください。
- ファイルシステムの容量を確認します。移行を成功させるためには、ターゲットシステムに少なくともソースシステムと同程度の容量が必要です。
- ウイルス対策ソフトウェアやセキュリティーソフトウェアなど、ファイルをスキャンしたりロックしたりするソフトウェアで、インストールまたはパフォーマンスの妨げになる可能性のあるものは無効にします。
- データ損失のリスクを回避するために、ソースシステムとターゲットシステムの両方のスナップショットまたはバックアップを取ります。