異なる内容の同じインラインリソース名をオリジナルジョブが使用している場合にAFPファイルのバッチ化が失敗する

複数のAFPファイルをバッチ化 (異なるオリジナルジョブを基にする複数の文書からジョブを作成) しようとして、それぞれのオリジナルジョブが同じ名前でコンテンツが異なるインラインリソースを使用している場合は、エラーが発生して、AFP ファイルをビルドしようとしたステップが失敗します。

例えば、2 つのオリジナルジョブの両方にコードページ名 T1EX0000 が含まれ、2 つのコードページのコンテンツが異なる場合、印刷ジョブをビルドしようとするステップは失敗します。

文書構成ソフトウェアは、ときどき、これらのインラインリソースをビルドするときに自由に名前を付け、作成する各 AFP ファイルに対して、あるリソースに同じ名前を再利用しますが、この方式のために問題が発生します。例えば、ある構成アプリケーションが、各 AFP に対するコードページをビルドして、それをインラインに組み込みます。そのコードページに常に T1CODEPG という名前を付けますが、それぞれのファイルで使用されるコードポイントだけが含まれています。そのため、そのようにビルドされた最初のファイルはインラインコードページ T1CODEPG という名前で 100 のコードポイントがあり、このアプリケーションによって 2 番目にビルドされたファイルもインラインコードページ T1CODEPG という名前ですが 150 のコードポイントがあります。CreateAFPJobsFromDocuments ステップ、BuildAFPFromDocuments ステップまたは BuildAFPFromZip ステップが、これら 2 つのファイルを基にした文書を含む 1 つのジョブをビルドしようとすると、同じ名前の 2 つのリソースのコンテンツが異なるために、エラーが発生します。

可能な場合は、構成アプリケーションの設定を変更して、インラインリソースに一意の名前を付けて生成するようにします。または、異なる入力ファイルが同じ外部リソースをポイントするように指定する方法を見つけます。

この問題は、書式定義以外のすべての AFP リソースタイプで発生する可能性があります。しかし、1 つのジョブにバッチ化するすべての文書に対して指定されるメディアマップが、両面に対して同じ設定を持ち、固定裏面パラメーターに同じ値が含まれる必要があります。