SetDocPropsFromList
このステップでは、ジョブの文書に一致するリストファイルの列リストの文書プロパティーを使用します。リストファイルのプロパティーの値が DPF のプロパティーの値と一致する場合、ステップで 設定する文書プロパティープロパティーに 1 つの値を設定し、その同じプロパティーに、一致しない文書用の異なる値を設定します。このステップを使用すると、ジョブの文書の「プルリスト」を提供して、印刷を抑制したり、挿入から迂回したり、これらのアクションを制御する文書プロパティーに値を設定したりできます。
ジョブプロパティーデフォルト
- リストファイルの列:
- 区切り文字: 改行
- 設定する文書プロパティー:
- リストファイルディレクトリー:
- 列が多い場合に停止: はい
- 一致する文書の値:
- その他の文書の値:
使用上の注意
-
ステップの実行時に設定する文書プロパティーフィールドの文書プロパティが DPF に含まれている場合は、リストファイルの値によって指定されている文書の値が、 一致する文書の値プロパティーで指定されている値に変更されます。
ステップの実行時に文書プロパティーが DPF に含まれていない場合は、プロパティーが DPF に追加され、リストファイルの値によって指定されている文書の値が、一致する文書の値プロパティーで指定されている値に設定されます。その他の文書の値は、 その他の文書の値プロパティーで指定されている値に設定されます。
- 余分な列で停止プロパティーの値が はいに設定され、リストファイルの列数が リストファイルの列プロパティーの 選択済みリストのプロパティーの数よりも多い場合は、ステップがジョブを エラー状態に置きます。
- ステップは、リストファイル内の列プロパティーで選択されているプロパティーと、リストファイル内の列が、同じ順序になっているとみなします。例えば、 選択中リストの一番上にあるプロパティーは、リストファイルの最初の列に対応し、 選択中リストの 2 番目のプロパティーは、リストファイルの 2 番目の列に対応します。
- 余分な列で停止の値を いいえに設定すると、ステップで、 選択済みリストのプロパティーにマップされていない列は無視されます。例えば、リストファイルに 25 列が含まれ、 選択中リストに 5 つのプロパティーが含まれる場合、ステップは、最初の 5 列の情報を読み取り、残りの 20 列を無視します。
例
DPF にこの情報が次のように含まれます (... は、他にもプロパティーがあるが、この例にとっては重要でないことを意味します)。
Doc.Custom.AccountNumber Doc.Custom.AccountType ... 1234 生命 ... 1234 火災 ... 4567 生命 ... 4567 火災 ...
保険会社では火災保険のポリシーを印刷しないことを決定しましたが、印刷ジョブを作成するアプリケーションの変更は望んでいません。
火災保険のポリシーの印刷を抑制するために、管理者はこのリストファイルを構築して、リストファイルディレクトリーに配置します。
#Doc.Custom.AccountType 火災リストファイルでは列見出しがサポートされていないため、最初の行は # コメント文字で示されるコメントになります。
ワークフローの SetDocPropsFromList ステップで、管理者は次のように指定します。
- リストファイル内の列: Doc.Custom.AccountType
- 設定する文書プロパティー: Doc.Custom.Suppress
- 一致する文書の値: はい
- その他の文書の値: いいえ
ステップが実行されると、DPF にこの情報が次のように含まれます。
Doc.Custom.AccountNumber Doc.Custom.AccountType ... Doc.Custom.Suppress 1234 生命 ... いいえ 1234 火災 ... はい 4567 生命 ... いいえ 4567 火災 ... はい