リモートディレクトリーからインストールする
DVDを使用せずに、リモートディレクトリーを使用して、RICOH ProcessDirectorまたはセカンダリサーバー機能をインストールできます。別のコンピューターのDVDドライブを使用して、インストールプログラムを使用しているネットワーク上のリモートディレクトリーにコピーできます。リモートディレクトリーはインストーラーを保持し、RICOH ProcessDirector をインストールするコンピューターからアクセスできます。リモートディレクトリーは、RICOH ProcessDirectorをインストールするコンピューターに配置できます。
この手順で使用するすべてのコンピューターは、UNIX ベースのシステムである必要があります。さらに次の点に注意する必要があります。
- Windowsコンピューター上のリモートディレクトリーにインストーラーを格納してから、RICOH ProcessDirectorをLinuxコンピューターにインストールすることはできません。
- リモートディレクトリーにマウントされた 3 台目のコンピューターに DVD ドライブがある場合は、そのコンピューターも UNIX ベースのコンピューターでなければなりません。
- リモートディレクトリーと同じコンピューター上の DVD ドライブからインストールプログラムをコピーする場合は、次のステップに進みます。リモートディレクトリーが保持されているのとは異なるコンピューター上の DVD ドライブからインストールプログラムをコピーする場合は、リモートディレクトリーを DVD ドライブがあるコンピューターにマウントします。
- 次の手順にしたがって、インストーラーをリモートディレクトリーにコピーします。
- リモートディレクトリーを作成するコンピューターにログインして、コマンドプロンプトを開きます。
- ファイルのコピー先とするディレクトリーを作成します (例: /installers)。その他のコンピューターをマウントできるよう、ディレクトリーを構成します。これでリモートディレクトリーが作成されました。
- 基本製品の DVD をドライブに挿入します。
- 注意:
- Red Hat、CentOS、またはRocky Linuxシステムを使用している場合、ドライブが自動的にマウントされる場合があります。しかし、それらのシステムに自動的にマウントされているドライブは、メディアからプログラムを実行できないようセットアップされています。ドライブをアンマウントし、exec オプションを指定して再度マウントしてから続けることができます。次のコマンドを使用することができます。
mount -t iso9660 -o remount, exec <mount_point>
CD または DVD を挿入するごとにドライブを再マウントする必要があります。
- Red Hat、CentOS、またはRocky Linuxシステムを使用している場合、ドライブが自動的にマウントされる場合があります。しかし、それらのシステムに自動的にマウントされているドライブは、メディアからプログラムを実行できないようセットアップされています。ドライブをアンマウントし、exec オプションを指定して再度マウントしてから続けることができます。次のコマンドを使用することができます。
- メディアマウントポイントに移動して、コンテンツを表示します。
mk_remote
という名前のファイルがあるはずです。 - 次のコマンドを入力して、スクリプトを実行します。
- ./mk_remote -d <directory>
- スクリプトが終了したら、cd / と入力して CD または DVD を取り出します。
- すべてのインストーラーを移動し終えたら、リモートディレクトリーに移動し、インストーラーが正しくコピーされたことを確認します。
- RICOH ProcessDirector をインストールするコンピューターからインストーラーにアクセスします。
- ソフトウェアがインストールされるコンピューターへログインします。注意: 2 次サーバー機能をインストールする前に基本製品をインストールする必要があります。2 次サーバー機能は基本製品がインストールされている同じコンピューターにインストールできません。
- リモートディレクトリーにマウントするディレクトリーを作成します。ディレクトリー名には、リモートディレクトリーと同じ名前を指定することをお勧めします。
- 作成したディレクトリーをリモートディレクトリーにマウントします。
- マウントしたディレクトリーに移動します。ディレクトリーにはいくつかのファイルやディレクトリーがあり、
setup
という名前のスクリプトも含まれています。
- ソフトウェアがインストールされるコンピューターへログインします。
- setup スクリプトをマウントしたディレクトリーで実行し、インストーラーを始動します。
- 基本製品をインストールするには、./setupと入力します。
- 2次サーバー機能をインストールするには、次のように入力します。./setup IPPDs
基本製品は 1 次コンピューターにインストール済みでなければなりません。
- インストールが開始されたら、次の手順に従います。
- 基本製品の場合は、セクション基本製品をインストールするで説明しているように、インストーラーに表示される手順に従います。
- 2 次サーバー機能の場合は、セクション Linuxシステムにインストールする で説明しているインストーラーに表示される手順に従います。
- 注意:
- コンピューターのオペレーティングシステムがRed Hat由来の対応済みオペレーティングシステムで、言語が日本語、または中国語(簡体字、または繁体字)の場合は、言語のドロップダウンメニューから英語を選択します。RICOH ProcessDirectorでのRed Hatのインストール中、日本語、または中国語(簡体字、または繁体字)の文字は正しく表示されません。