ページ数
ホットフォルダーまたはSFTP入力装置は、PDFファイルが到着するとそれを確認し、含まれているページ数を判断します。ホットフォルダーまたはSFTP入力装置は、現在そこに含まれているPDFページ数の合計を維持します。そのPDFページ数の合計がバッチ対象のページ数プロパティーに設定された値以上になると、ホットフォルダーまたはSFTP入力装置はそれらのファイルのグループを実行依頼します。
ページ数の合計が[バッチ対象のページ数]プロパティーに設定された値を超えた場合、その超過した PDF ファイルは、 [バッチ対象のページ数を超える]プロパティーが [はい]に設定されている場合にのみグループに含まれます。 バッチ対象のページ数を超えるプロパティーが いいえの場合、このPDFはホットフォルダーまたはSTFP入力装置に残り、次のバッチの最初のページになります。
単一のファイルのページ数が[バッチ対象のページ数]プロパティーより大きく、 [バッチ対象のページ数を超える]プロパティーが [はい]の場合、そのファイルは、既に待機していた他の PDF ファイルも含まれたバッチとして、またはそのファイル 1 つだけが含まれたバッチとして、印刷のために実行依頼されます。しかし、 [バッチ対象のページ数を超える]プロパティーが [いいえ]の場合は、そのファイルは実行依頼されません。ホットフォルダーまたはSFTP入力装置の処理は停止します。その入力ファイルを削除するか、 バッチ対象のページ数プロパティーをそのファイルのページ数以上に増やすか、 バッチ対象のページ数を超えるプロパティーを はいに変更すると、そのファイルを実行依頼できるようになります。
- 注意:
- ページ数バッチ方式では、暗号化またはパスワード保護された PDF ファイルをサポートしていません。暗号化またはパスワード保護された PDFファイルを ページ数バッチ方式を使用するホットフォルダーまたはSFTP入力装置に送信すると、ファイルを開いてページ数をカウントできないため、RICOH ProcessDirectorからエラーメッセージが表示されます。
[ページ数]バッチ方式を使用する場合、次のように入力装置プロパティーを設定します。
- ワークフロー:ParentNoPrint
- 子ワークフロー:ジョブの印刷ファイルに適したワークフローです。
- 実行依頼ステップ:SubmitInputFiles
- .zipファイルの作成:このプロパティーが はいの場合、 データパターンプロパティーに設定された値と一致するすべての入力ファイルが含まれるZIPファイルが生成され、1つのジョブとして実行依頼されます。この値が [いいえ]の場合、すべての入力ファイルが子ジョブとして実行依頼されます。
- バッチ対象のページ数:このページ数になるまで待機して、ホットフォルダーまたはSFTP入力装置はそれらを単一のグループとして実行依頼します。
- バッチ対象のページ数を超える:このプロパティーが はいの場合、あるPDFファイルに含まれるページ数によってホットフォルダーまたはSFTP入力装置内の合計ページ数が バッチ対象のページ数プロパティーの値を超えると、そのPDFファイルは他のファイルとともに実行依頼されます。このプロパティーが いいえの場合、このファイルは次のバッチの最初のページとしてホットフォルダーまたはSFTP入力装置に保持されます。
- データパターン: PDF ファイル名と一致するパターンで、.*pdf$、.*PDF$ などです。