ApplyPreferences
このステップテンプレートに基づくステップは、プロパティーマッピングオブジェクトを使用してプリファレンスファイルを解釈します。プリファレンスファイル内の情報を使用して、文書プロパティーファイル
(DPF) 内の 1 つまたは複数の文書プロパティーの値を追加または更新します。
ステップが実行されると、プロパティーマッピングオブジェクトの設定を使用して、次の情報を確認します。
- プリファレンスファイル内の各列が対応しているプロパティー。
- プリファレンスファイルと DPF の両方で、各文書を一意的に識別するために使用するプロパティー。これらのプロパティーの使用法の値は、プロパティーマッピングセクションで文書の識別に設定されています。
- プリファレンスファイル内の情報で更新する必要があるプロパティーの値。これらのプロパティーの使用法の値は、プロパティーマッピングセクションでプロパティーの更新に設定されています。
このステップは、その後、文書の識別プロパティーを使用して、プリファレンスファイル内の各エントリーをDPF内の文書と照合します。行が一致した場合は、テーブルにリストされている他のプロパティーの値が更新されます。
ジョブプロパティーデフォルト
- プリファレンスファイル:
- プロパティーマッピング: 設定なし
使用上の注意
- このステップは、IdentifyDocumentsまたは IdentifyPDFDocumentsのいずれかのステップテンプレートに基づくステップの後で実行する必要があります。
- プリファレンスファイル内に、文書プロパティーにマップしていない列があってもかまいません。マップしていない列は無視されます。
- DPF内の複数の文書が文書の識別に一致する場合は、文書プロパティーの変更が、DPF内で一致するすべての文書に適用されます。
- プリファレンスファイル内の各エントリーでは、文書の識別プロパティーに固有の値の組み合わせが指定されている必要があります。値の組み合わせが複数の行で同じであった場合、ジョブは エラー状態に移行し、ジョブログにメッセージを記録します。ステップは、このエラーが発生すると、プリファレンスファイルの読み取りを中止します。
- プリファレンスファイル内のエントリーが、DPF 内の文書と一致しなかった場合は、そのエントリーをスキップします。 ログにメッセージは記録しません。
- DPF 内の文書と対応するエントリーがプリファレンスファイルになかった場合、ApplyPreferencesステップが追加するプロパティーが、これらのドキュメントにも値がヌルで追加されます。
- ステップがジョブの DPF を変更しない場合は、ジョブログに警告メッセージを記録します。
- このステップの機能は、SetDocPropsFromListステップテンプレートに似ています。 ApplyPreferencesステップは複数の文書プロパティーを設定できますが、 SetDocPropsFromListステップは 1 つだけ設定できます。