複数の言語でのカスタム文書プロパティーに名前をつける
docCustomDefinitions.properties
ファイルの言語固有のバージョンを編集してください。カスタム文書プロパティーを更新すると、RICOH ProcessDirector にカスタム文書プロパティーのユーザーインターフェース名と説明情報が各言語で表示されます。単一言語環境では、カスタム文書プロパティーのユーザーインターフェーステキストを定義する方法として、docCustomDefinitions.xml
ファイルで docProperty 要素のキャプションおよび記述属性を使用する方法が推奨されます。単一言語を使用していて、すべてのカスタム文書プロパティーの記述テキストが
docCustomDefinitions.xml
で定義されている場合、docCustomDefinitions.properties
ファイルを編集しないでください。
docCustomDefinitions.properties
ファイルのフォーマットについて詳しくは、docCustomDefinitions.プロパティーファイルを参照してください。
複数の言語でカスタム文書プロパティーに名前を付けるには、次の手順に従います。
docCustomDefinitions.properties
ファイルの作業用コピーを言語ごとに作成します。-
初めて複数の言語でカスタム文書プロパティーに名前を付けるときは、デフォルトの言語を除く言語ごとにサンプル
docCustomDefinitions.properties
ファイルのコピーを 1 つ作成してください。次のディレクトリーに移動します。-
/aiw/aiw1/samples/config
(Linux) -
C:\AIW\AIW1\samples\rules
(Windows)
docCustomDefinitions.properties
ファイルを作業ディレクトリーにコピーします。各ファイルに
docCustomDefinitions_language.properties
という名前を付けます。例:-
docCustomDefinitions_de.properties
(ドイツ語) -
docCustomDefinitions_en.properties
(英語) -
docCustomDefinitions_es.properties
(スペイン語) -
docCustomDefinitions_fr.properties
(フランス語) -
docCustomDefinitions_it.properties
(イタリア語) -
docCustomDefinitions_ja.properties
(日本語) -
docCustomDefinitions_pt.properties
(ブラジルポルトガル語)
- 重要:
-
デフォルトの言語には、
docCustomDefinitions_language.properties
ファイルを作成しないでください。 -
各ファイルが RICOH ProcessDirector システムユーザーおよびグループ (デフォルトでは aiw1 と aiwgrp1) により所有されていることを確認します。
-
-
追加の文書プロパティーに複数の言語で名前を付けたら、次のディレクトリーに移動します。
-
/aiw/aiw1/config
(Linux) -
C:\aiw\aiw1\config
(Windows)
各
docCustomDefinitions_language.properties
ファイルを作業ディレクトリーにコピーします。 -
-
- 各ファイルを編集し、新しいカスタム文書プロパティーを追加します。
各カスタム文書プロパティーの項目には、次の 3 行があります。
-
短いキャプション
-
ユーザーインターフェース名
-
説明
これらの行は、データベース名がDoc.Custom.AccountNumberおよび Doc.Custom.StatementDateの 2 つのカスタム文書プロパティーを
docCustomDefinitions_es.properties
ファイルに追加します。Doc.Custom.AccountNumber.Short=Número de cuentaDoc.Custom.AccountNumber=Número de cuentaDoc.Custom.AccountNumber.Description=Número de cuenta del clienteDoc.Custom.StatementDate.Short=Fecha de extractoDoc.Custom.StatementDate=Fecha de extractoDoc.Custom.StatementDate.Description=Fecha en que se creó el extracto
リカバリーのために、編集した各ファイルのバックアップコピーを保存しておいてください。
-
- ファイルを Latin-1 または Unicode 形式で作成しなかった場合、
native2ascii
ユーティリティを実行してファイルを Unicode Latin-1 形式に変換します。-
Linux では、
native2ascii
ユーティリティーは/opt/infoprint/ippd/jre/bin
にあります。 -
Windows の場合、
native2ascii.exe
ユーティリティーはC:\Program Files\Ricoh\ProcessDirector\jre\bin
にあります。
詳しくは、複数言語のシステムに関する考慮事項を参照してください。
-
- 各
docCustomDefinitions_language.properties
ファイルで ISO-8859-1 文字エンコード形式 (コードページ) が使用されていることを確認します。ファイルで異なる形式が使用されている場合 (Shift JIS や UTF-8 など)、構成ディレクトリーに置く前に ISO-8859-1 形式に変換する必要があります。 - 編集した各ファイルを構成ディレクトリーにコピーします。
/aiw/aiw1/config
(Linux)C:\aiw\aiw1\config
(Windows)
- 重要:
docCustomDefinitions.properties
ファイルを削除しないでください。システムの構成ディレクトリーには、その名前のファイルが必要です。
- 複数の言語で名前を付けたカスタム文書プロパティーを RICOH ProcessDirector から使用できるようにします。
- docCustom ユーティリティーを実行します。docCustom ユーティリティーを初めて実行するときは、カスタム文書プロパティー機能が作成され、Feature Manager に追加されます。ユーティリティーを次に実行するときは、カスタム文書プロパティー機能が Feature Manager に追加されます。
- Feature Manager を使用して、カスタム文書プロパティー機能をインストールまたは更新します。
- docCustom ユーティリティーを実行します。
- RICOH ProcessDirector の更新されたカスタム文書プロパティーを、文書プロパティーの構成に使用するツールに読み込みます。
- PDF Document Support 機能がインストールされている場合は、RICOH ProcessDirector に RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat 文書プロパティーを読み込みます。
インフォメーションセンターで関連情報を参照してください。
- AFP Support 機能がインストールされている場合、次の 3 つのうちいずれかの方法を使用して RICOH Visual Workbench を起動します。
-
RICOH Visual Workbench を RICOH ProcessDirector サーバーから起動します。
-
RICOH Visual Workbench アプリケーションをデスクトップに戻します。
-
VisualWorkbench.zip
ファイルと、ZIP 圧縮されていないすべてのファイルを削除します。 -
VisualWorkbench.zip
ファイルを RICOH ProcessDirector ユーザーインターフェイスからダウンロードします。 -
ファイルを解凍し、新しい RICOH Visual Workbench デスクトップアプリケーションを起動します。
-
文書プロパティーが自動的に読み込まれます。
-
- PDF Document Support 機能がインストールされている場合は、RICOH ProcessDirector に RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat 文書プロパティーを読み込みます。