receive_text_jobtype.cfg

サンプル receive_text_jobtype.cfg ファイルは、テキスト指定変更ファイルから ワークフローを設定します。

RICOH ProcessDirectorで提供されるSetJobTypeFromRulesステップは、 receive_text_jobtype.cfg制御ファイルを使用して、jobID.overrides.textファイルからワークフローを設定できます。このステップはまた、この制御ファイルを使用して、オプションのジョブ定義フォーマット (JDF) ジョブチケットファイル、jobID.overrides.jdf を、ワークフローを設定するための jobID.overrides.text ファイルで使用できる一時テキストベース指定変更ファイルに変換できます。

制御ファイル内の情報はすべて大/小文字が区別されます。

制御ファイルには、次のセクションが含まれます。

CONFIGURATION セクション
これはグローバル設定セクションで、RICOH ProcessDirectorがジョブチケットパラメーターをどのように解釈するかを定義する、以下のキーワードから構成されています。
FILE_MODE
このキーワードは、RICOH ProcessDirectorによるジョブチケットの処理方法を制御します。値 "FILE" は、ファイル内のすべての情報を 1 つのレコードとして扱うように RICOH ProcessDirector に指示します。このモードでは、RICOH ProcessDirector は検索および置換アクションを実行できます。値の二重引用符は必須です。

ファイルモードの値が "RECORD" であれば、RICOH ProcessDirector はファイル内の情報をレコード単位で読み取ります。値の二重引用符は必須です。

ATTRIBUTE_PATTERN
このキーワードは、RICOH ProcessDirectorがプロパティーの名前をどのように認識するかを定義する正規表現を指定します。RICOH ProcessDirectorで用意されている値は "\$\\{Job.*\\}"です。式を区切るために二重引用符が使用され、式の中の特殊文字の前にエスケープ文字として円記号()が使用されます。

「"\$\\{Job.*\\}」 値は、ジョブで始まる文字列としてプロパティ名を認識するように指示します。その後に0個以上の文字が続きます。RICOH ProcessDirector .RICOH ProcessDirectorジョブのプロパティ名は、この規則に一致します (Job.DuplexJob.Print.CumulativeSheetsStackedなど。)

KEYWORD_CASE
このキーワードは、ジョブチケットパラメーター名の中の文字が大文字か小文字か定義します。送信システムでの設定によっては、パラメーターがすべて大文字、またはすべて小文字で受け渡されることがあります。インストール済み環境の要件に応じて、値 "UPPER" または "LOWER" を使用してください。

CONFIGURATION セクションの開始と終了の区切りには、CONFIGURATION および ENDCONFIGURATION を指定します。

REPLACE セクション
このセクションでは sed コマンドを使用して、ジョブチケット内のストリングを置換します。これはサンプルファイルではコメント化されています。おそらくこれを使用する必要はありません。

REPLACE セクションの開始と終了の区切りには、REPLACE および ENDREPLACE を指定します。

PATTERN KEY_VALUEセクション
このセクションは、RICOH ProcessDirectorがキーワードおよび値をどのように検出し、これらを正規表現グループを使用してどのようにトークンに変換するかを記述します。RICOH ProcessDirectorで用意されているこのセクションは、次のとおりです。
PATTERN KEY_VALUE
"(.*?)=(.*?),"
ENDPATTERN
パターンは二重引用符で区切られ、等号の左側のパターンがキーワードを表します。右側のパターンは値を表します。このパターンは、キーワードと値のペアのコンマ区切りリストを作成します。
DEFINE ステートメントセクション
このセクションでは、シンボル式を使用して、ジョブと一緒に渡されたジョブチケットの値からRICOH ProcessDirectorワークフローを設定します。RICOH ProcessDirectorは、ワークフローの設定に一般的に次のようなタイプのDEFINEステートメントを使用します。
DEFINE ${Job.JobType} AS "Transform"
DEFINE ${Job.JobType} AS "PDF" WHEN (${Job.InputDatastream} == "pdf")

最初の DEFINE ステートメントは、デフォルトワークフローを設定します。2 番目の DEFINE ステートメントは条件付きです。この例では、RICOH ProcessDirectorJob.JobTypeプロパティーの値をPDFに設定します。これは、テキスト指定変更ファイルのJob.InputDatastreamパラメーターの値がpdfの場合に当てはまります。Job.InputDatastream パラメーターが他の値の場合、RICOH ProcessDirector はデフォルトワークフローを使用します。