外部プログラム用制御ファイルテンプレートの例
C:\aiw\aiw1\samples\external_programs\
ディレクトリーに用意されています。RICOH ProcessDirector が制御ファイルテンプレートから生成する外部プログラム用の制御ファイルは、RICOH ProcessDirector と外部プログラムの間で情報を受け渡します。許可ユーザーは、RICOH ProcessDirector で用意されている制御ファイルテンプレートのサンプルをコピーして変更できます。その後で、カスタマイズした制御ファイルテンプレートを、RICOH ProcessDirector からアクセス可能な任意のディレクトリーに配置します。 外部制御ファイルテンプレートジョブプロパティーを使用して、制御ファイルテンプレートの名前と場所を指定します。
- 注意:
- 更新によって
C:\aiw\aiw1\samples
ディレクトリー内のファイルが上書きされることがありますが、C:\aiw\aiw1\control_files
ディレクトリー内のファイルは上書きされません。サンプルファイルをC:\aiw\aiw1\control_files
ディレクトリーにコピーして、コピーされたファイルですべての変更を行うことをお勧めします。
RICOH ProcessDirector には、外部プログラム用に 1 つの制御ファイルテンプレートが用意されています。
- job_info.cfg
- この制御ファイルは、サンプル PDF ワークフローで使用されています。制御ファイルは、9 個のジョブプロパティーに対するシンボルをリストします。RICOH ProcessDirector がこのテンプレートから制御ファイルを作成するときに、${Job.ID}、${Job.Name}、${Job.JobType}、${Job.SubmitTime}、${Job.RequestedPrinter}、${Job.InputFile.Size}、${Job.JobSize}、${Job.TotalPages}、および ${Job.TotalSheets} の各シンボルの値を実際の RICOH ProcessDirector ジョブプロパティーに解決します。
AFP サポート機能には、外部プログラム用に次の追加の制御ファイルテンプレートが用意されています。
- prepare_line2afp.cfg
- この制御ファイルテンプレートは、RICOH ProcessDirectorシンボル式を使用して
line2afp
コマンドのパラメーター値を設定します。RICOH ProcessDirectorは、このコマンドを使用して、ラインデータジョブをAFP形式に変換します。制御ファイルテンプレート内の項目の例を以下に示します。DUPLEX=${Job.Duplex} FILEFORMAT=${Job.Line2AFP.FILEFORMAT} FORMDEF=${Job.Line2AFP.FORMDEF} MCF2REF=${Job.Line2AFP.MCF2REF} PAGEDEF=${Job.Line2AFP.PAGEDEF}
等号の左側のキーワードはIBM AFP Conversion and Indexing Facility(ACIF)のパラメーターです。右側の値は、RICOH ProcessDirector ジョブプロパティーのシンボル式です。
FILEFORMAT=${Job.Line2AFP.FILEFORMAT}
を例にとると、RICOH ProcessDirectorは、line2afp
コマンドで使用するFILEFORMATパラメーターの値を ラインデータファイルフォーマットジョブプロパティーの値に設定します。また、この制御ファイルテンプレートはRICOH ProcessDirectorgetFileNameメソッドを使用して、データ変換プログラムがジョブのスプールディレクトリーで読み取りと書き込みを行う必要があるファイルの名前を返します。ジョブのスプールディレクトリーは
C:\aiw\aiw1\spool\default\JobNumber
です。JobNumber は、RICOH ProcessDirector がジョブに割り当てる実際のスプール ID です。許可ユーザーは、追加のスプールディレクトリーを作成することもできます。追加のスプールディレクトリー名は、C:\aiw\aiw1\spool\SpoolName
\JobNumber
の形式です。制御ファイルテンプレートのこれらの項目は、以下のメソッドを使用します。- INPUTDD=${getFileName(print, (linedata, afp), read)}
- ジョブのデータファイルの名前がデータ変換プログラムに提供されます。メソッドは、行データスプールファイル (
JobNumber.print.linedata
) があれば、その名前を返します。このファイルがない場合、メソッドは、AFPスプールファイル(JobNumber.print.afp
)があればその名前を返します。どちらもない場合、メソッドはJobNumber.print.unknown
を返します。データ変換プログラムはこのファイルを読み取り、初期入力として使用します。 - OUTPUTDD=${getFileName(print, afp, write)}
- データ変換プログラムがスプールディレクトリーに書き込む必要のある変換済みファイルの名前が提供されます。このファイル名の形式は
JobNumber.print.afp
です。このファイルにはデータ変換プログラムからの出力が入っています。 - RESOBJDD=${getFileName(resources, afp, write)}
- データ変換プログラムがスプールディレクトリーに書き込む必要のあるリソースファイルの名前が提供されます。このファイル名は
JobNumber.resources.afp
の形式です。このファイルにはデータ変換プログラムからのオプション出力が入っています。
- prepare_line2afp_ascii.cfg
- この制御ファイルテンプレートは
prepare_line2afp.cfg
制御ファイルテンプレートと同じ機能を実行しますが、違いが 1 つあります。この制御ファイルテンプレートは、ジョブを ASCII フォーマットから EBCDIC フォーマットに変換する入力出口 apka2e を呼び出します。INPEXITパラメーターについて詳しくは、AFP Conversion and Indexing Facility User's Guide(G550-1342)を参照してください。 - prepare_transform.cfg と prepare_transform_APPE.cfg
- これらの制御ファイルテンプレートはRICOH ProcessDirectorと、RICOH ProcessDirectorTransform FeatureまたはInfoPrint Transform Managerとの間で情報を受け渡します。シンボル式を使用して変換フラグの値を設定し、メソッド呼び出しによりスプールディレクトリー内のファイルの読み取り/書き込みを行います。
prepare_transform.cfg
およびprepare_transform_APPE.cfg
制御ファイルの項目の例を以下に示します。# Input file to transform -itm_in_files = ${getITMInputFileName()} # Output file to create -itm_out_files = ${getFileName(print, ${Job.Transform.Datastream}, write)} # Page size -w = ${truncate(3, ${Job.PageWidth})}i -l = ${truncate(3, ${Job.PageLength})}i # Halftone -gcorr = ${get.HalftoneFileNameTf()} -thresh = ${get.HalftoneFileNameTa()}
変換フラグについて詳しくは、RICOH ProcessDirectorTransform FeatureインフォメーションセンターまたはInfoPrint Transform Manager for Linux、およびWindows:導入と計画, G550-20160を参照してください。