CreateJobsFromXML

このステップテンプレートに基づくステップでは、XML 入力ファイルのコンテンツから 1 つ以上の XML ジョブを作成できます。このステップは、ユーザーが指定したワークフローにジョブを実行依頼します。

ジョブプロパティーデフォルト

  • XML入力ファイル:${getCurrentFile(xml)}
  • ジョブ作成用の XPath 式:
  • 子ジョブとして作成: はい
  • 新規ジョブ用のワークフロー:
  • 一致するエレメントがない場合に停止:いいえ

使用上の注意

  • このステップでは、XPath 式に一致する XML 入力ファイル内のエレメントから XML ジョブを作成できます。
  • すべての有効な XPath 表現を使用できます。例:
    • 発行する会社は、次の XPath 式を使用して、100 ページを超えるすべての書籍に対してジョブを作成します。

      /bookstore/book[pages>100]/pages

    • 印刷所は、次の XPath 式を使用して、XML 入力ファイル内のポスターおよび名刺エレメントごとにジョブを作成します。

      //order/poster | //order/businesscards

  • ワークフローは、同じ XML 入力ファイルで複数のCreateJobsFromXMLステップを実行できます。また各ステップは、 ジョブ作成用の XPath 式プロパティーで異なる値を使用できます。

    例えば、ワークフローは、印刷可能な項目とインベントリー項目 (コーヒーマグ、ベースボールキャップなど) の両方の注文を含む XML 入力ファイルを受信します。ワークフローの片方の分岐は印刷可能な項目を処理し、もう一方の分岐はインベントリー項目を処理します。CreateJobsFromXMLステップは、最初の分岐で XPath 式を使用して、印刷可能な項目を含むすべてのエレメントを注文内で見つけます。 CreateJobsFromXMLステップは、第 2 の分岐で XPath 式を使用して、インベントリー項目を含むすべてのエレメントを見つけます。

  • XML 入力ファイルは、スプールディレクトリーのジョブファイルであることも、システムの他の場所に格納されたファイルであることもあります。
    • ジョブファイルの場合は、XML 入力ファイルプロパティーのデフォルト値を変更しないでください。

    • 別の場所にある場合は、XML 入力ファイルプロパティーの値としてフルパスとファイル名を指定します。

      XML 入力ファイルが他の場所に格納されている場合、そのファイルはCreateJobsFromXMLステップが処理するジョブの一部にはなりません。このステップはファイルの情報を読み取り、その情報を使用して XML ファイルを作成し、それらの XML ファイルをジョブとして実行依頼します。

  • ジョブ作成用の XPath 式プロパティーおよび 新規ジョブ用のワークフロープロパティーの値は、ステッププロパティーの指定時にはオプションですが、 CreateJobsFromXMLステップの実行時には必須になります。

    これらの値は、ワークフロー内のCreateJobsFromXMLステップに先立って、ステップへの入力として設定できます。例えば、 CreateJobsFromXMLステップの前に AssignJobValuesステップを配置できます。これらのプロパティーの値を設定する構成ファイルを作成します。 AssignJobValuesステップでは、構成ファイルを ジョブ値ファイルプロパティーの値として指定します。 ジョブ作成用の XPath 式プロパティーおよび 新規ジョブ用のワークフロープロパティーは定位置ジョブプロパティーであるため、 AssignJobValuesステップで 設定する値プロパティーを使用して、これらの値を設定することはできません。

  • 子ジョブとして作成プロパティーの値は、そのステップで子ジョブを作成するか、独立したジョブを作成するかを決定します。