複数言語のシステムに関する考慮事項

システムで英語以外の言語を使用している場合、または複数言語のカスタム文書プロパティーのユーザーインターフェーステキストをユーザーに表示する場合、状況によっては以下のタスクを行う必要があります。

docCustomDefinitions.xml でコードページを識別する

docCustomDefinitions.xml ファイルの一番上で、構成ファイルを更新するときにファイルが正しく処理されるように、必ずコードページを正しく識別してください。有効なコードページ宣言の例を以下に示します。

  • <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> (サンプルファイルで指定)
  • <?xml version="1.0" encoding="iso-8859-1"?> (Latin-1)
  • <?xml version="1.0" encoding="shift_jis"?> (日本語)

文書プロパティー名が ISO-8859-1 形式であることを確認する

docCustomDefinitions.properties ファイルと docCustomDefinitions_language.properties ファイルに含まれている文字は、Latin-1 または Unicode でエンコードされた (\udddd 表記) 文字のみにする必要があります。docCustomDefinitions.properties ファイルと docCustomDefinitions_language.properties ファイルを異なる形式 (Shift JIS や UTF-8 など) で作成した場合は、各ファイルを /aiw/aiw1/config ディレクトリー (UNIX ベースのオペレーティングシステム) または C:\aiw\aiw1\config (Windows) ディレクトリーに置く前に ISO-8859-1 に変換する必要があります。どの方法を選択してもファイルを変換できますが、このセクションでは使用可能な 1 つの方法として native2ascii ユーティリティーの使用方法について説明します。

native2ascii ユーティリティーはテキストを Unicode Latin-1 に変換します。これは、RICOH ProcessDirector とともに出荷されます。

  • Linux では、native2ascii ユーティリティーは /opt/infoprint/ippd/jre/bin にあります。
  • Windows の場合、native2ascii.exe ユーティリティーは C:\Program Files\Ricoh\ProcessDirector\jre\bin にあります。

このユーティリティーは、Java 開発キットに付属しており、次のサイトからダウンロードできます。

http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads

このユーティリティー (Java 6 用) の使用方法は、次の場所にあります。

http://download.oracle.com/javase/6/docs/technotes/tools/#intl

例えば、docCustomDefinitions-UTF8.properties という UTF-8 ファイルを変換するには、次のコマンドを使用できます。

native2ascii -encoding UTF-8 docCustomDefinitions-UTF8.properties > docCustomDefinitions.properties