リストファイル

リストファイルを使用すると、JDFジョブチケットを使用して、または使用しないで、複数のファイルを処理したり、ファイルとともに指定変更ファイルを処理したりできます。

リストファイルをジョブチケットとともに使用するには、下記の制限事項が適用されます。

  • ファイルはジョブチケットとともに実行依頼される必要があります。印刷ファイルを別のシステム上に置いてマッピングファイルによってアクセスすることはできません。
  • すべてのファイルは[フォルダー位置]の直下に (サブフォルダーではなく) 実行依頼される必要があります。

リストファイルを使用する場合は、リストバッチ方式を使用する必要があります。

リストファイルの使用方法は、以下のとおりです。

  • ジョブチケットにすべての入力ファイルの名前が含まれていない場合、リストファイルにジョブチケットファイルの名前とともに入力ファイル名を含めることができます。すべてのファイルが存在する場合、そのジョブは実行依頼されます。
  • 汎用のジョブチケットを作成し、実際のファイル名の代わりのプレースホルダーを使用すると、さまざまなジョブにそのチケットを再利用できます。そのジョブで使用するファイルを特定する名前をリストファイルに含めます。リストファイル内のファイル名の順序は、ジョブチケットのプレースホルダーのファイル名と一致する必要があります。リストファイルの最初のファイルは、ジョブチケットのリストの最初のプレースホルダーファイル名と一致する必要があります。

    たとえば、それぞれ 4 つのファイル (表紙、見返し、本文、裏表紙) を含むさまざまなブックレットを印刷するアプリケーションがある場合、次の順序で 4 つのファイルを印刷するジョブ・チケットを作成できます。

    frontcover.pdf
    flyleaf.pdf
    bookletbody.pdf
    backcover.pdf
    注意: この場合、ジョブチケットに含まれるのはファイル名だけで、パス情報は含まれません。.

    それぞれのブックレットに対して、ファイルを特定するリストファイルを作成し、以下のように各ファイルを同じ順序で指定します。

    • ブックレット 1 のリスト・ファイルの内容は、以下のようになります。
      booklet1fc.pdf
      booklet1fl.pdf
      booklet1body.pdf
      booklet1bc.pdf
    • ブックレット2のリストファイルの内容は、以下のようになります。
      booklet2fc.pdf
      booklet2fl.pdf
      booklet2body.pdf
      booklet2bc.pdf

  • 入力ファイルおよびそれに関連付けられている指定変更ファイルの名前が含まれているリストファイルを作成します。この指定変更ファイルの名前は、リスト内で関連付けられている入力ファイルの直後に配置する必要があります。入力ファイルおよび指定変更ファイルの名前には大/小文字の区別があり、ファイル名はそれぞれ別の行で指定する必要があります。ファイル名にディレクトリー情報を入れないでください。たとえば、リスト・ファイルには以下の情報を入れることができます。
    input1.pdf
    prop1.oth
    input2.pdf
    prop.oth
    input3.pdf
    duplex.oth
    input4.pdf
    inputfiles.oth