リストファイルの問題
次の項目を確認してください。
- ワークフロー
ワークフローに SetDocPropsFromList ステップがあること。このステップはリストファイルを処理します。必須です。
- リストファイルの列プロパティー
ジョブでプルされる文書の識別に使用されるプロパティーが正しく指定されているか、SetDocPropsFromList ステップを確認します。例えば、当座預金と普通預金のアカウント番号が同じである顧客がいる銀行があるとします。アカウントの種別は、 タイプという独自の文書プロパティーで指定します。ジョブには、普通預金と当座預金の組み合わせが含まれます。
ジョブからすべての普通預金の文書をプルするために、普通預金という言葉のみを含むリストファイルを提供し、リストファイルの列 プロパティーに タイプを設定できます。リストファイルにアカウントの番号とタイプの両方が含まれ、その両方が一致する文書をプルする場合は、 リストファイルの列プロパティーに アカウント番号と タイプを設定します。同じリストファイルで、アカウントのタイプに関係なくアカウント番号のセットに対応するすべての文書をプルする場合は、 リストファイルの列プロパティーに アカウント番号を設定します。
リストファイルの列プロパティーで、プルする文書のみを識別するためのプロパティーは、増やしたり減らしたりできます。 リストの列ファイルプロパティーのプロパティーの順序が、リストファイルの列の順序と一致していることを確認します。
- 区切り文字プロパティー
リストファイルの各エントリは、別々の行になっている必要があります。1 つのエントリに複数のプロパティー値 (アカウントの番号とタイプなど) が含まれる場合、プロパティーの値は区切り文字で分かれている必要があります。
正しいタイプの区切り文字が選ばれていることを確認します。リストファイルの 1 行に 1 つの値しかない場合は、改行を使用します。リストファイルの 1 行に複数の値がある場合は、値の間に使用する区切り文字のタイプを選択します。
- リストファイルディレクトリープロパティーで指定されているディレクトリーのリストファイル
RICOH ProcessDirector では、 [リストファイルディレクトリー]プロパティーで名前が付けられているディレクトリーにあるすべてのファイルを処理します。前日の処理で残ったファイルがある場合は、当日のリストファイルと合わせて適用されます。
リストファイルの列プロパティーの値が、リストファイルにある順序の正しい文書プロパティーに対応する値であることを確認します。
リストファイルが正しいディレクトリーに配置されていることを確認します。リストファイルは、指定されたディレクトリーに配置されていないと、RICOH ProcessDirector で検出できません。
- リストファイルがリストファイルディレクトリーに配置されたタイミング
リストファイルを受信する前に、SetDocPropsFromList ステップでジョブを処理する場合、そのリストファイルを使用するにはRICOH ProcessDirectorます。 SetDocPropsFromList ステップの前のワークフローに 待機ステップを追加できます。そうすれば、指定したリストファイルの到着時間までジョブが待機します。あるいは、 SetDocPropsFromList ステップの前に手動のステップを追加して、リストファイルが正しく配置されてからオペレーターが手動のステップを完了する必要があるように設定することもできます。