ホットフォルダーを使用する外部ステップ用にステップテンプレートをセットアップする

ホットフォルダーを使用して、入出力をRICOH ProcessDirectorと外部プログラムの間で受け渡す外部ステップ用のステップテンプレートをセットアップする場合に、このプロセスを使用します。
ステップテンプレートを外部ステップ用にセットアップするには、次の手順に従います。
  1. ワークフロータブをクリックします。
  2. 左のペインで、ステップテンプレートをクリックします。
  3. RunHotFolderApplicationステップテンプレートを右クリックして、 コピーを選択します。
  4. 新しいステップテンプレートの名前と説明を指定します。
  5. ホットフォルダーをクリックします。
  6. [送信フォルダー]プロパティーを更新します。
    このプロパティーの値は、外部プログラム用の入力ホットフォルダーの名前です。RICOH ProcessDirectorは、外部プログラムに実行依頼するために、ジョブをこのフォルダーに入れます。
      注意:
    • 値は存在するフォルダーの名前でなければなりません。RICOH ProcessDirectorは、フォルダーを作成しません。
    • このフォルダーは、RICOH ProcessDirectorと外部プログラムの両方からアクセスできる必要があります。次の場所に置くことができます。
      • RICOH ProcessDirectorファイル共用システム、C:\aiw\aiw1\内の、1次サーバーがインストールされているコンピューター上。
      • ファイル共用ソフトウェア(Sambaなど)を使用して共用されるファイルシステム内。
    • フォルダーがWindowsシステム上にある場合でも、パスはLinuxの形式で指定します。例えば、フォルダーがC:Sendingにある場合、/Sendingと入力します。
    • この値がヌルの場合、ファイルはコピーされず、ステップは待機します。
  7. [送信するファイル]プロパティーを更新します。
    このプロパティーの値は、RICOH ProcessDirectorが外部プログラムに送信するファイルの名前に解決するシンボル式です。
      注意:
    • デフォルト値はgetAbsoluteFileName(print, pdf, read)です。 これは、スプールディレクトリーにあるAFP印刷ファイルの名前を返します。PDF印刷ファイルがスプールディレクトリーにない場合は、外部プログラムの実行時にエラーが発生します。
  8. [検索フォルダー]プロパティーを更新します。
    このプロパティーの値は、外部プログラム用の出力ホットフォルダーの名前です。外部プログラムがジョブを処理した後で、RICOH ProcessDirectorは、このフォルダーからジョブを取得します。
      注意:
    • 値はすでに存在するフォルダーの名前でなければなりません。RICOH ProcessDirectorは、フォルダーを作成しません。
    • このフォルダーは、RICOH ProcessDirectorと外部プログラムの両方からアクセスできる必要があります。次の場所に置くことができます。
      • RICOH ProcessDirectorファイル共用システム、C:\aiw\aiw1\内の、1次サーバーがインストールされているコンピューター上。
      • ファイル共用ソフトウェア(Sambaなど)を使用して共用されるファイルシステム内。
    • フォルダーがWindowsシステム上にある場合でも、パスはLinuxの形式で指定します。例えば、フォルダーがC:Retrievalにある場合、/Retrievalと入力します。
    • 検索フォルダーのクリーンアッププロパティーを いいえに設定すると、ステップが取得するファイルは、ジョブがステップに到達したときに検索フォルダーに入れることができます。このステップでは、ファイルを取得してから、 送信するファイルプロパティーで指定されたファイルを送信フォルダーに入れます。このステップでは、ジョブと取得したファイルを、ワークフローの次のステップに送信します。このステップでは、新しいファイルが検索フォルダーに入るまでは待機しません。
  9. [検索パターン]プロパティーを更新します。

    このプロパティーの値は、RICOH ProcessDirectorが外部プログラムの出力ホットフォルダーから取得する出力ファイルを特定するために使用するパターンマッチング文字列です。

    例えば、値${Job.ID}.*は、ファイル名がジョブIDと同じであるファイルに、ファイル拡張子が付いたすべてのファイルと一致します。

  10. [検索済みファイル]プロパティーを更新します。
    このプロパティーの値は、RICOH ProcessDirectorが検索済みファイルの名前変更に使用する名前に解決するシンボル式です。
  11. 検索フォルダーのクリーンアッププロパティーを更新します。

    ジョブがこのステップに入ると、この値は、ファイル名が検索パターンと一致する検索フォルダー内のファイルを削除するかどうかをRICOH ProcessDirectorに指示します。

  12. [アプリケーションログファイル]プロパティーを更新します。
    このプロパティーの値は、外部プログラムがログファイルを書き込むフォルダーです。この値は空白にすることができます。
  13. [ポーリング間隔]プロパティーを更新します。
    このプロパティーの値は、RICOH ProcessDirectorが出力ホットフォルダーを調べて完了したジョブを検査する間隔(秒単位)です。
  14. [ファイルサイズ検査カウント]プロパティーを更新します。
    このプロパティーの値は、RICOH ProcessDirectorが出力ホットフォルダーをポーリングし、ファイルのサイズが変更されていないことを検出する回数です。 RICOH ProcessDirectorはファイルが完成したと判断します。
  15. [タイムアウト間隔]プロパティーを更新します。
    このプロパティーの値は、外部プログラムの出力ホットフォルダーからジョブを取得するための時間制限(分単位)です。ジョブが受信されていないか、時間制限に達したときに完了していない場合、ジョブはエラーになります。
      注意:
    • タイムアウト間隔は、ポーリング間隔とファイル検査カウントを掛けたものよりも長くします。
    • タイムアウト間隔が0の場合、RICOH ProcessDirectorは永久に待機します。
  16. OKをクリックします。
  17. 調整タブで設定を更新し、外部プログラムがインストールされているコンピューターでステップを実行します。
  18. 新しいステップテンプレートを選択し、使用可能をクリックします。