トーン転送カーブ CMR
ハーフトーンCMRと同様に、トーン転送カーブCMRは印刷ジョブに固有にまたは一般的に関連付けられます。種類を特定せずに指定されていると、プリントサーバーはリソースライブラリーを調べ、プリンターのタイプおよびモデルに適したトーン転送カーブ CMR を探します。該当する CMR が見つかると、プリントサーバーは、その装置特定トーン転送カーブ CMR を印刷ジョブとともにプリンターに送信します。該当するトーン転送カーブ CMR が見つからなければ、プリントサーバーは汎用トーン転送カーブ CMR をプリンターに送信します。
汎用トーン転送カーブ CMR を要求している印刷ジョブを受け取ると、プリンターは、要求された特性と使用可能な装置特定トーン転送カーブ CMR を比較します。一致していれば、印刷ジョブを処理するときに、プリントサーバーまたはプリンターは選択された装置特定トーン転送カーブ CMR を使用します。汎用トーン転送カーブ CMR に該当するものが見つからなければ、プリンターは要求を無視して、そのデフォルトトーン転送カーブ CMR を使用します。
Color Management Object Content Architecture (CMOCA) には、見栄えの値が異なる、いくつかの汎用トーン転送カーブ CMR が定義されています。この見栄えの値を使用して、プリンターで報告されたドットゲインを考慮して、どのようにジョブを印刷するかを指定できます。
汎用トーン転送カーブを使用すると、以下の見栄えの値を選択できます。
- 暗い
- 出力は、50% ドットに対してドットゲイン 33% が表示されるように調整されます。
- Accutone
- 出力は、50% ドットに対してドットゲイン 22% が表示されるように調整されます。
- ハイライトミッドトーン
- 出力は、50% ドットに対してドットゲイン 14% が表示されるように調整されます。この見栄えに設定しておくと、イメージで最も明るい部分を強調できます。
- 標準
- 出力は、ドットゲインの効果に対して適切な処置がとられるよう調整されます。(ドットゲインは効果的に減少します。)
AFPリソースインストーラー を使用すると、汎用トーン転送カーブ CMR が自動的にご使用のシステムにインストールされます。