1次コンピューターのインストール準備をする

RICOH ProcessDirector をインストールする準備ができたら、この手順で最終的な構成更新を行い、システムが正しく構成されていることを確認します。
    注意:
  • RICOH ProcessDirectorに含まれているPostgreSQLバージョンではなく、ローカルコンピューターまたは別のコンピューターにインストールされているPostgreSQLのコピーを使用している場合は、この手順を開始する前に独自のPostgreSQLデータベースを構成するを完了してください。
1次コンピューターを準備するには、次の手順に従います。
  1. 計画チェックリストが完成していること、および必須ハードウェアと必須ソフトウェアが使用可能になっていてインストールされていることを確認します。インストールの準備を参照してください。
  2. Windows システムの準備時にRICOH ProcessDirector を実行するために作成した管理者アカウントを使ってログインします。このアカウントは特定の人物と結びつけないでください。
    更新をインストールするたびに、このアカウントを使用してサインインする必要があります。特定の人のユーザーIDを使用していて、その人が部署を離れた場合、アップデートのインストール、RICOH ProcessDirector サービスの開始と停止、その他の管理タスクを実行できなくなる可能性があります。
      注意:
    • 管理者ユーザー ID の名前にスペースを含めることはできません。
    • 管理者用のパスワードに"、%、^、または2つの$が含まれていないことを確認してください。現在のパスワードにこれらの文字が含まれている場合は、パスワードを変更してから続行してください。
  3. オプション: RICOH ProcessDirectorをデータベースとしてDB2と共に実行する場合は、DB2がシステムにインストールされていないことを確認してください。RICOH ProcessDirectorは独自のバージョンのDB2をインストールするため、2つのバージョンをインストールすることはできません。
  4. オプション: 別のコンピューターにインストールされたPostgreSQLのインスタンスをRICOH ProcessDirectorデータベースとして使用する場合は、PostgreSQLサーバーまたはクライアントが1 次コンピューターにインストールされていることを確認してください。
    PostgreSQLサーバーまたはクライアントは、RICOH ProcessDirectorで使用する予定のPostgreSQLデータベースと同じレベルである必要があります。
    • PostgreSQLサーバーもクライアントもインストールされていない場合は、どちらかをインストールする必要があります。
    • PostgreSQLサーバーまたはクライアントがすでにインストールされている場合は、以下の方法でそのバージョンを確認してください。
    1. コマンドラインを開き、PostgreSQLがインストールされているディレクトリーに移動します。
    2. クライアントのバージョンを表示するには、次のコマンドを入力します。
      psql -v
    3. サーバーのバージョンを表示するには、次のコマンドを入力します。
      postgres -V
    両方のバージョンが一致する場合は、RICOH ProcessDirectorのインストールを続行します。バージョンが一致しない場合は、続行する前にPostgreSQLを更新します。
  5. ご使用のウイルス対策ソフトウェアを無効にします。
    インストールプロセスで、さまざまなアーカイブファイル(ZIP、JAR、EPKファイル)がサーバーにコピーされます。その後、コンテンツが抽出され、システム上の正しいディレクトリーに移動されます。ウイルス対策ツールは通常、アーカイブから抽出されたファイルをロックし、スキャンします。

    ロックとスキャンのプロセスは一般的に高速ですが、インストールプログラムはより高速に実行されます。スキャンが完了する前にインストーラーがファイルを解凍したり移動しようとすると、インストールエラーが発生し、復旧が困難になることがあります。インストールプロセス中にウイルス対策ソフトを無効にすることで、このようなエラーを防ぐことができます。

      注意:
    • Microsoft DefenderファイアウォールとMicrosoft Defenderウイルス対策は別のプログラムです。Microsoft Defenderウイルス対策を無効にする必要があります。Microsoft Defenderファイアウォールをオフにしても、説明されているインストールの問題を防ぐことはできません。
    • Microsoft Defenderウイルス対策を無効にする必要があります。パッシブモードではインストールエラーを防ぐことはできません。
  6. ウイルス対策ソフトで例外を設定します。

    ウイルス対策ソフトを完全に無効にできない場合、一部のディレクトリーをスキャンから除外することで、インストールエラーの可能性を減らすことができます。また、ほとんどのウイルス対策ソフトウェアはデータベースの機能に影響を与えます。ソフトウェアが、データベースが使用するファイルを隔離し、操作エラーを引き起こすことがあります。これらの除外を設定することで、RICOH ProcessDirectorのインストール後にこれらのエラーが発生するのを防ぐことができます。

    以下のパスに例外を設定します。

    • C:\aiw\aiw1
    • C:\Program Files\Ricoh\ProcessDirector
    • DB2をデータベースとして使用する予定の場合:
      • C:\AIWINST
      • C:\ProgramData\IBM
    • BCCソフトウェアとRICOH ProcessDirectorを統合するカスタム機能を使用する場合:
      • C:\BCC
  7. データベースおよびRICOH ProcessDirectorがアンインストールされないように、Windowsに対するドメイングループポリシーおよびドメインセキュリティーポリシーを更新します。