ワークフロー内のステップの推定時間を設定する

ワークフロー内の各ステップの推定時間を設定し、それらの値を使用して、ワークフロー内のジョブの進行状況を追跡することができます。推定時間を使用して予想される完了時刻が表示されます。さらに、ジョブの予想されるパスも表示されます。
この手順を開始する前に
  • 推定時間が必要なステップを判断します。追跡する最後のステップまでワークフロー内のすべてのステップの推定時間を設定することをお勧めします。DetectInputDataStreamなどのほとんど時間がかからずに完了するステップの推定時間を1秒に設定することができます。 RunExternalProgramPrintJobsなどの処理に時間がかかるステップの推定時間は常に指定する必要があります。一般的に、 ReversePDFPageOrderPreparePDFOutputForFinishingなどのPDF文書を処理するステップには長い時間がかかる可能性があります。手動のステップの推定時間も設定する必要があります。
      注意:
    • スケジュールと締め切りを追跡している場合は、選択した締め切りステップに推定時間を割り当てることをお勧めします。推定時間は、RICOH ProcessDirectorがワークフロー内のジョブの 予想される結果を追跡するために役立ちます。
  • 必ずステップに必要な合計時間を考慮してくさい。例えば、1分当たり100ページのプリンターがあるとします。1分あたりのページ数でそのプリンターのPrintJobsステップの時間を推定することができます。用紙とトナーの交換を考慮すると、環境での実際の印刷速度は1分あたり50ページになります。 推定時間を実際の印刷速度に設定します。1分あたり50ページに設定します。
  • ステップの処理にかかる時間を確認するために、ジョブログ内のステップの開始時間と停止時間を見ることができます。状態の変化にフィルターを適用し、各ジョブの処理時間を確認します。
  • ワークフロー内の最後の時間的制約があるステップは、推定時間が指定された最後のステップです。最後の時間的制約があるステップがPrintJobsの場合は、最後のステップに推定時間を設定してください。 RetainCompletedJobsなどのステップに推定時間を設定しないでください。
ワークフロー内のステップの推定時間を設定するには、次の手順に従います。
  1. ワークフロータブをクリックします。
  2. 変更するワークフローの名前をクリックします。
  3. オプション: ワークフロー名の左にあるスイッチをクリックして、ワークフローを使用不可にします。
    編集中にワークフローを無効にしないと、このワークフローを使用するジョブは引き続きステップ内を進みます。保存するときに、ワークフローが一時的に無効になり、その後再度有効になります。ワークフローで処理されているジョブでエラーが発生する可能性があります。
  4. ワークフローエディターを右クリックし、推定時間を選択します。
  5. 推定時間を設定するステップを選択します。次の手順に従います。
    1. ボリュームおよび ボリュームの単位プロパティーで、推定時間を計算するために使用するジョブまたはページの数を指定します。
      1つのジョブの推定時間の場合は、1と入力し、 ジョブを選択します。100ページの推定時間の場合は、100と入力し、 ページを選択します。
    2. 時間および 時間の単位プロパティーで、推定時間を指定します。
      推定時間が5分である場合、5と入力し、 を選択します。推定時間が2時間である場合、2と入力し、 時間を選択します。
    3. 含めるプロパティーの値を はいに設定します。
      ステップの推定時間をジョブの推定時間の実際の計算に含めない場合は、このプロパティーをいいえに設定します。
    4. 複数編集を使用して複数のステップのプロパティー値を更新した場合は、 選択に適用をクリックして変更を適用します。
    5. 推定時間を設定する対象のステップごとにこれらの手順を繰り返します。
      ワークフロー内に長時間実行されるステップの複数のコピーがあり、それらの推定時間が同じになるようにする場合、それらのすべてのステップが一緒になるようにテーブルをステップテンプレート列でソートします。ステップを選択し、 複数編集領域を使用して、すべてのステップのプロパティーを一度に設定します。
    6. 完了したら、OKをクリックします。
  6. ワークフローを保存します。
ステップの推定時間を設定した後、ジョブの追跡状況プロパティーまたは 予想される結果プロパティーが スケジュール遅れまたは 未達成の可能性ありに変わるのを監視するメール通知を1つ以上設定し、1人以上のユーザーにメールを送信して、ジョブがスケジュールに遅れる危険性があることを警告できます。