ページ例外を表示および変更する

ページ例外を表示および変更できます。ページ例外とは、特定のページに対するメディア、面、仕上げの指示で、ジョブに対する指示とは異なります。
たとえば、片面ジョブのメディアと仕上げの指示で、A4普通紙、ステープルなし、と指定されているとします。そのジョブのページ例外では、最初のページにA4の青色の用紙、両面印刷は2~3ページ、5~8ページの左上隅にステープルと指定されています。

ページ例外アクションでは、ジョブを処理しているワークフローに PrintJobsステップがない場合でも、メディア、仕上げ、または面ページの例外が表示されます。

ページ例外の[メディア]と[ステープル]の値は、Ricoh PDF、カスタムPDF、Ricoh TotalFlow、プリンターに送信されたPDFジョブにのみ適用されます。面ページ例外は、Ricoh PDF、カスタムPDF、Ricoh TotalFlow、Kodak、Xeroxプリンターに送信されたPDFジョブに適用されます。一部のプリンター制御ユニットは、JDFジョブチケットの 面ページ例外をサポートしていません。

メディアおよび面ページ例外のみが、Kodak PDFプリンターおよびXerox PDFプリンターに送信されたジョブに適用されます。これらのプリンターでは、ステープルのページ例外はサポートされていません。

Preprinted Forms Replacement機能がある場合:

  • CombinePDFWithFormステップでジョブが処理されるときに、RICOH ProcessDirectorは電子フォームとページデータを結合します。ワークフローでジョブが次のステップに進むと、メディアへの変更は電子フォームには反映されません。例:
    • ジョブがCombinePDFWithFormステップを通過したら、電子フォームを使用して、ページ例外を レター、イエローメディアから Form100メディアに変更します。[ページ例外]ダイアログには Form100メディアがありますが、 Form100メディアの電子フォームはページデータと結合されていません。
    • ジョブがCombinePDFWithFormステップを通過したら、電子フォームを使用して、ページ例外を Form200メディアから A4普通紙メディアに変更します。[ページ例外]ダイアログには A4普通紙メディアが含まれていますが、ページデータは Form200メディア向け電子フォームで印刷されます。
  • CombineAFPWithFormステップは、[ページ例外]ダイアログのメディアのページ例外に設定された値を全て無視します。
ページ例外を表示および変更するには、次の手順に従います。
  1. [ジョブ]テーブルで、操作するジョブを右クリックし、ページ例外を選択します。

    メディアプロパティーはジョブに対するメディアを表示し、 ステープルプロパティーはジョブにステープルの指示があるかどうかを示します。 両面印刷プロパティーには、出力する面のジョブ設定が表示されます。 ページ範囲の列は、それぞれの例外を適用するページを示します。 代替の用紙列はメディア例外を示し、 サブセットのフィニッシング列はステープル例外を示します。 の列には、両面印刷設定の例外が表示されます。

  2. メディア、ステープルまたは面ページの例外を追加するには、追加をクリックします。
  3. 例外を適用するページをページ範囲に入力します。

    次のことが可能です。

    • ハイフンで、範囲の最初のページと最後のページを区切ります。
    • 個別のページを指定する場合は、コンマで区切ります。
    • ジョブの合計ページ数プロパティーに値がある場合、nを入力するとジョブの最後のページを指定できます。
        注意:
      • ジョブの合計ページ数を計算するには、CountPages ステップテンプレートに基づくステップをジョブのワークフローに追加します。

  4. 代替の用紙リストではメディアオプションを選択し、 サブセット仕上げリストでステープルオプションを選択するか、 リストで両面印刷オプションを選択します。
  5. OKをクリックします。
  6. ページ例外を変更するには、編集するページ範囲を右クリックし、プロパティーを選択します。必要に応じて値を調整して、 OKをクリックします。

    ページ例外を削除するには、編集するページ範囲を右クリックし、削除を選択します。確認メッセージが表示されます。 OKをクリックします。

  7. ジョブに対するすべてのページ例外で指定されたメディア、両面印刷または仕上げのオプションを別のオプションで置き換えるには(例えば、A4の金色の用紙をA4の黄色の用紙で置き換える)、次の手順に従います。
    1. すべて更新をクリックします。
    2. 現在のメディア、両面印刷または仕上げのオプションと値を選択して置き換えます。
    3. OKをクリックします。
新しいメディアページ例外は、例外中に既存のページと重なるメディア指示だけを置き換えます。例えば、あるジョブが A4 普通紙を指定しているとします。最初のページに対して、青い A4 用紙にする例外を追加します。 RICOH ProcessDirectorは、ページ1以外の全てのページに対してA4普通紙を指定します。

新しいステープルページ例外は、例外に既存のページと重なるステープル指示を置き換えます。例えば、あるページ例外はページ 2~5 に対して下部に 2 個のステープルを指定します。それに対して、ページ 1~4 の左上隅に 1 個のステープルを指示する例外を追加します。 RICOH ProcessDirectorは、ページ2~5の下部に2個のステープルという指示を削除します。ページ 1~4 に対する新しい例外が保持されます。

ジョブ全体をステープルするように指定するステープルページ例外をそのジョブに追加した場合、RICOH ProcessDirectorはジョブレベルのステープルを削除して、ページ例外を指定します。

ステープルページ例外があるジョブの全体をステープルする場合、ジョブに対するステープルを設定する前にページ例外を削除する必要があります。

新しい面ページ例外は、例外中に既存のページと重なる両面印刷指示だけを置き換えます。例えば、ジョブで両面印刷(短辺綴じ)を指定するとします。最初のページに対して、片面印刷の例外を追加します。 RICOH ProcessDirectorは、ページ1以外の全てのページに対して両面印刷(短辺綴じ)を指定します。