JSON の受信を準備する

JSONファイルを受信したら、それをXMLに変換します。XMLファイルの処理方法は、JSONファイル内の情報とその使用目的によって異なります。
JSONの受信を準備するには、次の手順に従います。
  1. そのプロセスの入力になるJSONファイルを評価します。そのファイルに含まれる情報とその情報の編成について、理解していることを確認します。

    可能な場合は、JSONの提供者にJSON Schemaを要求します。

  2. JSONファイルを変換するXMLファイルの処理方法を決定します。RICOH ProcessDirectorには、XMLを操作する2つのステップテンプレートが用意されています。
    • CreateJobsFromXMLステップテンプレートに基づくステップは、XPath式に一致するXMLファイル内のエレメントからジョブを作成します。このステップは、ワークフローにジョブを実行依頼します。
    • ApplyXSLTransformステップテンプレートに基づくステップは、XMLをRICOH ProcessDirectorジョブまたは文書プロパティーの値を指定するファイルに変換します。またこのステップは、XMLを別のXML形式に変換します。

    詳しくは、XMLの受信準備に関連するタスクを参照してください。

  3. 処理するJSONファイルの受信方法を決定します。
    JSONファイルをホットフォルダー入力装置に実行依頼できます。また、JSONファイルをRICOH ProcessDirectorサーバーが取得する場所に配置できます。
    例:
    • 対象のJSONファイルに複数の命令が含まれ、それぞれの命令に複数の項目が含まれる場合は、そのJSONファイルをホットフォルダー入力装置に実行依頼します。
    • JSONファイルに書籍名のリストとそれぞれの書籍を印刷するために必要なPDFファイルが含まれている場合は、そのファイルを適切な場所に配置します。書籍名と印刷ファイルが変更された場合は、必ずそのファイルを更新します。
  4. JSONファイルをホットフォルダーに実行依頼したら、ConvertJSONToXMLステップテンプレートに基づくステップを SetJobPropsFromTextFileステップと DetectInputDataStreamステップの後に配置します。
    JSON入力ファイルとXML出力ファイルには、デフォルト値を使用します。
  5. 取得される場所にJSONファイルを配置する場合は、XMLを処理する最初のステップの前にConvertJSONToXMLステップを配置します。
    例えば、CreateJobsFromXMLステップまたは ApplyXSLTransformステップの前に、 ConvertJSONToXMLステップを配置します。
    ステップのプロパティー値を指定するには、次の手順に従います。
    • JSON入力ファイルプロパティーには、JSONを含むファイルのディレクトリーパスと名前を指定します。
    • XML出力ファイルプロパティーには、RICOH ProcessDirectorで作成するXMLファイルのディレクトリーパスと名前を指定します。
  6. 出力ファイルと入力ファイルを比較して、RICOH ProcessDirectorがどのようにJSONをXMLに変換しているのか確認します。