結果ファイルを書き込むようにインサーターコントローラーを構成する

RICOH ProcessDirector がジョブおよびジョブ内の文書を識別するために必要とする情報が含まれている結果ファイルを書き込むように、インサーターコントローラーを構成する必要があります。

結果ファイルがジョブ特定のものであるかどうかに応じて、要件は異なります (ジョブごとに 1 つの結果ファイルがあります)。

  • ジョブ固有の結果ファイル:各結果ファイルのファイル名は、インサーターコントローラーに関連付けられたシステム内の各ジョブに対して一意でなければなりません。結果ファイルの名前には、 ジョブ番号または インサータージョブ名プロパティーなど、システム内でジョブごとに固有なジョブプロパティーの値を組み込むようお勧めします(デフォルトでは、インサータージョブ名はジョブ番号ですが、 インサータージョブ名プロパティーでー別の値を指定できます)たとえば、ジョブ番号が10001023の場合、結果ファイルの名前は10001023またはKern10001023になります。

      注意:
    • RICOH ProcessDirector は、[ジョブ番号]または[インサータージョブ名]プロパティーの値を、インサーターコントローラーに送信するインサーター制御ファイルの名前に入れることができます。インサーターコントローラーオブジェクトを作成するときに、インサーターコントローラーファイルの名前を[送信コマンド]プロパティーに指定し、結果ファイルの名前を 受信コマンドプロパティーに指定します。

    結果ファイル内の各レコードには、レコードを適用する文書を識別するために、以下の文書プロパティーのいずれかの値が入っていなければなりません。

    • 文書番号
    • 挿入シーケンス
      注意:
    • RICOH ProcessDirector は、各文書の[文書番号]および[挿入シーケンス]プロパティーをインサーター制御ファイルに入れることができます。

      注意:
    • Quadient Inserter Express機能は、ジョブ固有の結果ファイルのみをサポートしています。
  • 非ジョブ固有の結果ファイル:各レコードには、レコードが適用される文書を識別するために、この文書プロパティーの値が含まれている必要があります。
    • 文書番号
    文書番号はシステム内の文書ごとに固有であるため、RICOH ProcessDirectorは文書番号を必要とします。
      注意:
    • RICOH ProcessDirector は、インサーター制御ファイルに各文書の、または各文書の最初のページのバーコードにファイルベースではないインサーター (Gunther インサーターなど) の[文書番号]プロパティーを含めることができます。