チェックポイント時刻

サービスポリシーに関連付けられた各ジョブについて、計画チェックポイント時刻が RICOH ProcessDirector によって記録されます。また、サービスポリシーに関連付けられていないジョブも含め、すべてのジョブの実チェックポイント時刻も記録されます。

次のようなチェックポイント時刻があります。

  • 計画チェックポイント時刻: ジョブがこのフェーズを完了すると予想される日時。RICOH ProcessDirector は、フェーズの間隔をチェックポイント開始時刻に追加することで、各計画チェックポイント時刻を計算します。チェックポイント開始時刻が変わると、それに従って計画チェックポイント時刻が変わります。
  • 実チェックポイント時刻: ジョブが実際にフェーズを完了した日時。

RICOH ProcessDirector では、システム内の各ジョブのプロパティーノートブックに、これらのチェックポイント時刻が表示されます。ジョブがシステムから除去された後に、ジョブの監査ファイル (jobnumber.yy-mm-dd_hh-mm-ss.positional_attributes.csv) にチェックポイント時刻が入れられます。

下の例は、印刷フェーズが完了し、現在完了フェーズにあるジョブの、計画チェックポイント時刻と実チェックポイント時刻の例を示しています。

チェックポイント 計画チェックポイント時刻 実チェックポイント時刻
受信:   1/8/07 09:20:22
準備: 1/8/07 12:00:00 1/8/07 10:00:30
印刷: 1/8/07 14:00:00 1/8/07 12:00:59
完了:    

チェックポイント時刻は空白の場合があります。

  • 計画チェックポイント時刻: サービスポリシーでフェーズのチェックポイントが定義されていない場合。上の例では、サービスポリシーで受信チェックポイントと完了チェックポイントが定義されていないため、受信チェックポイント時刻と完了チェックポイント時刻はブランクになります。
  • 実チェックポイント時刻: ジョブに完了したフェーズがないか、ジョブがフェーズを通っていない場合。完了フェーズの実チェックポイント時刻は、ジョブがまだシステム内にある場合、通常はブランクになります。

RICOH ProcessDirector では、ジョブの再処理時に、計画チェックポイント時刻と実チェックポイント時刻を更新できます。

  • 計画チェックポイント時刻: [再処理]アクションを使用してジョブを最初のステップから再処理し、サービスポリシーまたは非サービス期間のプロパティーが変更された場合は、ジョブの新しい計画チェックポイント時刻が RICOH ProcessDirector によって計算されます。
  • 実チェックポイント時刻: [再印刷]または[再処理]アクションを使用してジョブを再処理し、サービスポリシーの[再処理時にリセット]プロパティーに はいを指定した場合は、ジョブが再度完了するフェーズの新しい実チェックポイントが RICOH ProcessDirector によって記録されます。