インサーター再印刷方式

インサーター再印刷方式とは、挿入中に損傷した文書をRICOH ProcessDirectorが再印刷する方法です。

一部のインサーターコントローラーでは、サポートしている再印刷方式のタイプは 1 つだけです。これ以外のインサーターコントローラーは構成可能であるため、望ましい再印刷方式を選択できます。

インサーターコントローラーオブジェクトを構成するときに、[再印刷方式]プロパティーで再印刷方式を選択します。

再印刷には、以下の 2 つの方法があります。

開いたループ
RICOH ProcessDirector は文書を再処理し、再印刷する文書を含んでいる子ジョブを作成します。子ジョブのジョブ番号は、オリジナルジョブ番号に数値の接尾部が付いたもの(例えば1000001.1)になります。

子ジョブは、現在のワークフローの先頭ステップで処理を開始します。ワークフローに、挿入のためのバーコードを作成するステップが含まれている場合、子ジョブの新しいジョブ番号と文書の新しい挿入シーケンス番号を含めるようにバーコードが再作成されます。

RICOH ProcessDirector は子ジョブ用のインサーター制御ファイルを作成し、インサーターコントローラーに送信します。このインサーター制御ファイルには、子ジョブの文書ごとにレコードが入っています。レコードに文書のシーケンス番号が指定されている場合、そのシーケンス番号は、子ジョブの文書の新しいシーケンス番号です。

子ジョブが作成された後で、オリジナルジョブはワークフローの次のステップに移動します。子ジョブが印刷、挿入、および調整され、オリジナルジョブの保存期限が切れるまで、そのオリジナルジョブはシステムから削除されません。

閉じたループ
RICOH ProcessDirector は文書を再処理しません。同じジョブにあり、同じジョブ番号を持つ文書を再印刷します。ジョブの文書すべてが再印刷、挿入、および調整された後、そのジョブはワークフローの次のフェーズに移動します。