SetDocPropsFromConditions

SetDocPropsFromConditionsステップテンプレートに基づくステップでは、他の文書プロパティー値とジョブプロパティー値に基づいて、ジョブの文書プロパティーファイルが更新されます。プロパティー条件ファイルを使用して、プロパティーの値を割り当てます。

例えば、特定の郵便番号範囲に基づいて文書をグループ化し、郵便番号グループに対して別個の子ジョブを作成するとします。さらに、各子ジョブを異なる場所で印刷するとします。

それぞれの文書には、郵便番号グループの値ではなく 1 つの郵便番号が保持されています。この場合、SetDocPropsFromConditionsステップテンプレートを基にしたワークフローにステップを追加して、Doc.Custom.Regionプロパティーの値を郵便番号範囲に基づいて設定できます。(この例を実装するために、文書プロパティー構成ファイル内にすでにカスタムプロパティーの Doc.Custom.Zip と Doc.Custom.Region を定義し、docCustom ユーティリティーを実行して、 カスタム文書プロパティー機能をインストールまたはアップグレードしているかもしれません)。

00000 ~ 50000 の郵便番号が 1 つのグループに入り、50001 ~ 99999 の郵便番号は別のグループに入ります。次のように、Doc.Custom.Region プロパティーの値をプロパティー条件ファイルで定義できます。

Doc.Custom.Zip,Doc.Custom.Region
<=50000,EAST
>50000,WEST

Job.Destination プロパティーが定義済みの場合、Doc.Custom.Region プロパティーの値に基づいた Job.Destination の値を割り当てることができます。Doc.Custom.Region = WEST の場合は Job.Destination=PHOENIX になり、Doc.Custom.Region = EAST の場合は Job.Destination=OHIO になります。

Doc.Custom.Region,Job.Destination
=EAST,OHIO
=WEST,PHOENIX

ジョブプロパティーデフォルト

  • プロパティー条件ファイル:設定なし

使用上の注意

  • このステップは 1 次サーバーで実行する必要があります。
  • 条件ファイルを使用して、文書プロパティー値に基づくジョブプロパティー値を設定した場合、複数の文書が定義された条件に一致する場合でも、ジョブプロパティーの値は最初に一致した文書に基づいて割り当てられます。
  • プロパティー条件ファイルには、追加機能があります。これには、条件を指定せずにプロパティーを設定する、シンボル表記を使用する、「Property = value」形式を使用して、複数のプロパティーを設定するインクルードファイルを使用するなどの機能が含まれます。詳しくは、プロパティー条件ファイルについての関連トピックを参照してください。