設定
RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobatの環境設定を、PDFファイルを処理する方法に合わせてカスタマイズできます。
フォントタブ
フォントタブでは、フォントとサイズを選択します。このフォントは、PDF ファイルに描画するマークアップボックスの名前に適用されます。このオプションは、希望言語の文字のフォントを変更する場合に使用します。- 注意:
- 選択したスクリプトのスタイル、効果、色、タイプは、マークアップボックスの名前には適用されません。
プレビュータブ
プレビュータブでは、次のプロパティーの値を設定します。
- 処理するページ数
- この値によって、マークアップのプレビュー時、文書プロパティーのエクスポートと表示の時、およびページグループナビゲーターの使用時に処理するページの最大枚数が決定します。ページ数の値を大きくするほど、RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat ではマークアップのプレビューおよび文書プロパティーの表示に時間がかかるようになります。
- 実動インテント
- この値は、RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat が PDF ファイルを解釈する方法を定義します。例えば、 実動インテントが 片面の場合、 2 番目のフロントページのみページ配置により、各ページグループの 2 番目のページにマークアップが配置されます。 実動インテントが 両面の場合、 2 番目のフロントページのみページ配置により、各ページグループの 3 番目のページにマークアップが配置されます。
- Show electronic forms
- この値によって、ファイルが使用するメディア用に定義された電子フォームとデータが組み合わせられたときのサンプルファイルの外観を、プレビューに表示するかどうかが決定します。
アドレスタブ
アドレスタブを使用して、 デフォルトのアドレスブロック形式プロパティーの値を設定します。デフォルト値は、 アドレスブロックの定義機能を使用するときに表示されます。
ロギングタブ
RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat にはテキスト形式のログファイルがあり、さまざまなレベルで履歴情報を提供するようにカスタマイズできます。 ログタブでは、次のプロパティーを定義します。- ロギングレベル
- ログファイルに保存されるメッセージのタイプです。トレースでは、6 種類のメッセージがすべて保存されます。 情報では、情報、警告、エラー、および致命的メッセージの 4 種類のメッセージが保存されます。 致命的では、致命的メッセージのみが保存されます。 オフでは、ログがオフになります。
- ログ出力フォルダー
- 作成されるプラグインログファイルと Java ログファイルのディレクトリーパスです。最初のログファイルが作成されるときに、ディレクトリーパスが存在している必要があります。ファイルが存在していない場合は、システムによってそれが作成されます。
- プラグインログファイル
- 作成されるプラグインログファイルのファイル名です。
- Java ログファイル
- 作成される Java ログファイルのファイル名です。
- 最大ファイルサイズ(MB)
- ログの上限サイズです。ファイルの最小サイズは 1 MB で、最大サイズは 10 GB です。ファイルのサイズが上限に達すると、システムによってファイルが閉じられ、名前の最後に番号が付加されたファイル名に変更されます。その後、保持するログファイル数プロパティーの値に達するまでファイルは保持されます。例えば、ログファイル名が
Log.txt
の場合、ファイル名はLog.n.txt
になります。ここで、nは1から 保持するログファイル数プロパティーの値までの数字になります。最新のログは、Log.txt
のままになります。 - 保持するログファイル数
- 現在のログファイルのほかに、保持されるログファイルの数です。この制限に達すると、システムはログファイルを作成した後に、最も古いログファイルを削除します。例えば、3 を選択した場合、現在のログファイルと、最近の 3 個のログファイルが保持されます。
[詳細]タブ
詳細タブでは、次のプロパティーの値を設定します。- ポート
- RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat とバックグラウンドの Java プロセス間の通信用の内部ポート番号です。この値を有効にするには、Adobe Acrobatを再起動します。デフォルトのポートを使用するソフトウェアがある場合は、このフィールドを編集します。
- ヒープサイズ (MB)
- Java 仮想マシンの割り当てプールでの希望する最小メモリー容量 (メガバイト単位) です。この値を有効にするには、Adobe Acrobatを再起動します。この値をテストして、マークアップするPDFファイルのサイズと複雑さに合わせて微調整します。プレビュー、テキストの選択、ページグループナビゲーターの使用、文書プロパティーの抽出およびエクスポートで遅延が生じる場合は、メガバイト数を増やしてパフォーマンスを向上させることができます。ヒープサイズを、使用可能にしたメモリーより大きな値に設定した場合、RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat を使用できないことがあります。その場合は、ヒープサイズの値を小さくし、Adobe Acrobat を再起動してプラグインを再度アクティブ化してください。
- その他の JVM オプション
- 最小ヒープサイズの設定に加えて、他の JVM メモリー設定を微調整できます。このフィールドは、サポート担当者のアドバイスがあった場合のみ編集してください。