PDF ファイルに OMR マークを追加する
高さ、幅、およびピッチが異なるさまざまな OMR マークを PDF ファイルに追加できます。規則を指定するかページ番号を入力して、各ページグループの特定のページ数にのみ
OMR マークが配置されるようにできます。
- 注意:
- インサーターまたはその他の機械装置のブランドによっては、固有の OMR マークが必要とされる場合があります。その場合は、サプライヤーが指定する仕様を使用する必要があります。
- PDFファイルをAdobe Acrobat Professionalで開いて、ページグループ定義を含む制御ファイルを読み込むか、ページグループを定義します。
- 左マウスボタンを使用して、OMR マークを印刷する場所にボックスを描画します。OMR マークとまったく同じサイズになるようにボックスを描画する必要はありません。OMR マークはボックスの大きさに合わせてサイズ変更されません。OMR マークのおおよそのサイズになるようにボックスを描画すると、PDF ファイルに追加するすべてのマークアップに対する OMR マークの位置が表示されます。
- OMR の追加を選択します。
- OMR マークの名前を入力します。スペースや特殊文字 (@、#、$、% など) は使用しないでください。ピリオドとアンダースコアは使用できます。
- オプション:定義ウィンドウの位置セクションの水平および 垂直座標に新しい値を入力して、OMRマークの配置を変更します。これらの座標は、ページの左上隅と OMR マークの左上隅の距離を指定します。製造装置に OMR マークの位置の仕様がある場合は、これらの座標を使用して正確な位置を設定します。注意: 幅と 高さは、マークアップボックスのサイズに影響を与えますが、OMR マークの位置とサイズには影響を与えません。
- [配置条件]セクションを使用して、OMR マークを配置するページを指定します。次のいずれかを行ってください。
- 規則に基づいたページ数を選択して、ドロップダウンリストから規則を選択します。デフォルトの規則は すべてのページです。次のことを行うこともできます。
- 新しい規則を定義するには、アイコンをクリックします。
- 規則マネジャーに移動するには、アイコンをクリックします。
- 特定のページ数を選択して、各ページグループ内の目的のページを入力します。次のことが可能です。
- ページ範囲を指定する場合は、ハイフンを使用して最初のページと最後のページを区切ります。
- 個別のページを指定する場合は、コンマで区切ります。
- 最後のページを指定する場合は、nと入力します。
例: PDF ファイルに 2 つのページグループがあります。最初のページグループは 4 ページ、2 番目のページグループは 7 ページであるとします。この場合、3-nページを指定すると、最初のページグループの 3 ~ 4 ページ、2 番目のページグループの 3 ~ 7 にマークアップが配置されます。
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- 規則に基づいたページ数を選択して、ドロップダウンリストから規則を選択します。デフォルトの規則は すべてのページです。次のことを行うこともできます。
- [物理構成]セクションを使用して、OMR コンテンツとフォームを定義します。OMR コンテンツドロップダウンリストに必要な構成の名前が含まれている場合、リストから構成を選択します。OMR 構成ファイルは、拡張子の
.omr
が付けられて、デフォルトで RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat アプリケーションデータディレクトリーに保存されます。選択した構成とは異なる構成が必要な場合は、 コンテンツの管理ボタンをクリックします。ヒント:- Windows のファイル名を指定して実行コマンドラインに「
%appdata%
」と入力して OKをクリックすることで、現在のユーザーに対して、アプリケーションデータディレクトリーの場所を表示できます。
- 選択した OMR 構成ファイルを変更しない場合は、新規または コピーをクリックします。
- 追加および 削除ボタンを使用して、 選択されたマークボックスで OMR コンテンツを管理します。 上に移動、 下に移動、および 逆転ボタンを使用して、マークを印刷する順序を指定します。表 利用可能な OMR マーク に、OMR 定義に追加可能なマークを示します。
利用可能な OMR マーク
OMR マーク名 説明 ブランク OMR のピッチの値と OMR の高さの値に相当する領域を空白にします。 照合 封入する必要がある現在のページグループを示します。このマークは、通常、ページグループの最初または最後の 1 枚にのみ出力されます。 フィーダー フィーダーステーションマークの位置を定義します。このマークは複数の場所に出力される場合があります。 ゲート OMR セットの開始をマークするために状況により使用します。要求された場合、このマークは常に出力されます。 パリティー 偶数でも奇数でも、要求されたパリティーまでバーの合計数を引き上げるために使用します。 セーフティ OMR セットの終了をマークするために状況により使用します。要求された場合、このマークは常に出力されます。 シーケンス 1 ~ 3 本のバー、または 1 ~ 4 本のバーを使用してシーケンスを表示します。 無効 OMR のピッチの値に相当する領域を空白にします。 - [OMR の追加]ウインドウの[OMR 構成]セクションで、最初に計測の単位を選択します。各 OMR マークの高さと幅を定義するために、 高さおよび 長さフィールドに数値を入力します。各 OMR マーク間の距離を定義するには、 ピッチフィールドに数値を入力します。
- [パリティー]セクションでは、インサーターで奇数と 偶数のどちらのパリティーチェックを使用するかを選択します。
- 先頭ページまたは 最後のページのみの丁合いを選択します。
- シーケンスバータイプを選択した場合は、[シーケンス範囲]セクションを使用して、1 ~ 7 (3 本のバー) または 1 ~ 15 (4 本のバー) を指定します。
- シーケンスバータイプを選択した場合、[シーケンス]セクションを使用して、シーケンスバーのビット順を定義します。1、2、4 の順序 (3 本のバー) または 1、2、4、8
の順序 (4 本のバー) でバーを印刷する場合は昇順を選択します。4、2、1 の順序または 8、4、2、1 の順序でバーを印刷する場合は 降順を選択します。シーケンスが昇順の場合、1 番目の位置にあるバーは 1、2 番目の位置にあるバーは 2、1 番目と 2 番目の位置にあるバーは 3、4 番目の位置にあるバーは 4 を表し、1 番目と 4 番目の位置にあるバーは 5 を表し、以下同様に続きます。
- OMR コンテンツと構造の定義を定義したら、保存をクリックし、次に キャンセルをクリックして、メインの OMR 構成ウインドウに戻ります。
- Windows のファイル名を指定して実行コマンドラインに「
- 挿入データフィールドを使用して、ジョブ全体に対して挿入データの固定セットを選択します。ジョブ内の全文書にプル (取得) する挿入データをインサーターに指示するために、 0または 1を入力します。例えば、6 台のステーションインサーターがあり、1 ~ 6 までの番号がステーションに付いていて、ステーション 2 と 4 から挿入データを追加する場合は、 挿入データフィールドに 010100と入力します。
- をクリックして、OMR が意図した構造とページ配置になっていることを確認します。
- オプション:OMRのボックスをダブルクリックするか、ボックスを右クリックし編集を選択して、OMRの定義を編集できます。
- 新しい OMR マーク定義を含む、すべての拡張を PDF ファイルに保存する準備が整ったら、 をクリックします。ヒント:
- OMR 構成を保存するとき、OMR 定義は、アプリケーションデータディレクトリー内の
InfoPrint
ディレクトリーにある OMR 構成ファイルに保存されます。PDF ファイルをマークアップして OMR マークを追加し、制御ファイルを保存するときにも、OMR 構成は制御ファイルに保存されます。この制御ファイルを BuildPDFFromDocuments ステップに指定します。RICOH ProcessDirector がアクセスできるディレクトリーに OMR 構成ファイルを移動する必要はありませんが、構成を他のユーザーと共有する場合は、RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat が使用する別のコンピューターに OMR 構成ファイルを移動できます。
- OMR 構成を保存するとき、OMR 定義は、アプリケーションデータディレクトリー内の
- RICOH ProcessDirector BuildPDFFromDocuments ステップで、OMR マーク定義を含む制御ファイルの名前と場所を指定します。