バッチファイルが受信フェーズで待ち状態にある
リストに設定した入力装置のファイルをバッチ方式でグループにして実行依頼できます。入力装置は、入力ファイルに付随するリストファイルを使用してグループ内のすべてのファイルを識別するようRICOH ProcessDirectorに指示します。入力装置は、リスト内のすべてのファイルが到着するまで待機し、その後ジョブを作成して実行依頼します。グループ内のすべてのファイルが入力装置に到着したが、待ち状態のままである場合は、リストファイルの再作成が必要になる場合があります。
この問題は、Windowsシステム上でリストファイルを作成した場合に通常発生します。Windowsシステム上でテキストファイルを作成してUTF-8形式で保存すると、テキストエディターはテキストファイルの先頭にBOM(バイトオーダーマーク)を追加します。Windowsシステム上で開いた場合、ファイル内のBOMは表示されませんが、RICOH ProcessDirectorは、ファイルを読み取ろうとするときにそのBOMを認識します。その結果、RICOH ProcessDirectorは、リスト内の最初のファイルのファイル名の一部としてBOMを読み込みます。入力装置のフォルダーの場所にその名前のファイルが見つからないため、待ち状態のすべての入力ファイルを保持します。
問題を解決するには、以下のようにします。
- Linuxまたはその他のUNIXシステム上でリストファイルを開きます。
- ファイル内の最初の3文字を削除します(四角形で表されている場合があります:☐☐☐)。
- ファイルを保管します。
- 新しいリストファイルを使用してジョブを再実行依頼します。