AFP バナーページの外観を変更する

プリンターが AFP バナーページを印刷するようにセットアップされている場合、それぞれのジョブは、ジョブのバナーページがどのように見えるかを指定する必要があります。制御ファイルは、バナーページの外観を定義します。制御ファイルはワークフローごとに設定できますが、システム内では個々のジョブのバナーページ制御ファイルを変更することもできます。
RICOH ProcessDirector には、さまざまなタイプの AFP バナーページ用に 12 個の制御ファイルが用意されています。この制御ファイルのセットには、バナーページのタイプ (ヘッダー、セパレーター、およびトレーラー) ごとに 1 つの構成ファイルが含まれます。また汎用、狭幅フォーマット、広幅フォーマット、インパクトプリンターという 4 つのプリンターハードウェア構成の制御ファイルが含まれています。

この制御ファイルは、1 次コンピューターの C:\aiw\aiw1\samples\banner_pages\にインストールされています。制御ファイルは、RICOH ProcessDirector に用意されている AFP コード化フォントを使用します。制御ファイルはそのまま使用できますが、必要に応じて変更することもできます。

注意: RICOH ProcessDirector では、AFP バナーページで使用する独自のコード化フォントを指定することもできます。独自のコード化フォントを使用する場合は、この操作を行う前に、関連するタスクにあるコード化フォントのマッピングに関する情報を確認してください。

AFP バナーページの外観を変更するには、次の手順に従います。

  1. RICOH ProcessDirectorが実行されている管理者アカウントを使用して1次サーバーにログインします。
  2. C:\aiw\aiw1\samples\banner_pages\に移動します。
  3. 編集する制御ファイルを決定し、 C:\aiw\aiw1\control_files\banner_pages\ディレクトリーにコピーします。
    注意: 更新によって、 C:\aiw\aiw1\samples\banner_pages\ディレクトリー内のファイルが上書きされることがありますが、 C:\aiw\aiw1\control_files\banner_pages\ディレクトリー内のファイルは上書きされません。サンプルファイルを C:\aiw\aiw1\control_files\banner_pages\ディレクトリーにコピーして、コピーされたファイルですべての更新を行うことをお勧めします。
  4. コピーした制御ファイルをテキストエディターで開きます。
    アスタリスク (*) で始まる行はコメントで、情報や指示が記されています。バナーページで印刷する情報および情報の配置を制御する行には、次の形式を使用してください。
    FieldX FieldName;FieldType;[TicketKey];CodedFontForSingleByteChars;
    CodedFontForDoubleByteChars;InchesFromLeft;InchesFromTop;Rotation
    フィールド ID に続く行のフィールドはすべて、セミコロン (;) で区切ります。CodedFontForDoubleByteChars フィールドを除き、行内のどのフィールドも省略することはできません。

    次に、バナーページのテキストストリングと値に関する、さまざまなバナーページ項目の例を示します。

    Field304 Customer;JobTicketField;[Job.CustomerName.NameAndValue];X0CR5M;XZE26F; 4.50;4.234375;0
    または
    Field304 Customer;JobTicketField;[Job.CustomerName.NameAndValue];X0PCLR12;; 4.50;4.234375;0
    
    Field402 PrintDate;ExitData;ExtDate;X0CR5M;XZE26F;2.250;6.34375;0
    Field510 Dept1234;Literal;Department 1234 statistics;X0CR5M;XZE26F;2.55;2.234375;0

    注意: また、数値を使用するプロパティーについては、バナーページにバーコードを含めることもできます。制御ファイルでのバーコード項目のフォーマットが異なるため、AFP バナーページ上にバーコードを指定するのは別のタスクになります。関連するタスクのリンクを参照してください。
  5. 変更された制御ファイルを保存します。
これで、ヘッダーページ構成ファイルトレーラーページ構成ファイル、または セパレーターページ構成ファイルプロパティーを、作成または編集した制御ファイルを参照するようワークフローまたは個々のジョブに設定できます。
  • ワークフローでは、これらのプロパティーは PrintJobs ステップで設定されます。
  • 個別のジョブでは、これらのプロパティーはジョブの[プロパティー]ノートブックのバナーページタブで設定されます。