getCurrentAFPFileの構文
getCurrentAFPFileメソッドは、AFP印刷ファイルの名前を返します。このファイルはジョブのスプールディレクトリーにあります。元の印刷ファイルから選択されたページ範囲が含まれているファイルが存在する場合は、そのファイルの名前を返します。それ以外の場合は、元の印刷ファイルの名前を返します。これは、元のジョブのサブセットが含まれている可能性のある、再印刷ジョブの処理を行うときに便利です。
このメソッドはパラメーターを使用しません。許可ユーザーは常に、このメソッドを次のフォーマットで指定する必要があります。
${getCurrentAFPFile()}
getCurrentAFPFile の例
あるワークフローに、印刷フェーズの外部ステップが含まれています。このステップは、PrintJobs ステップの前です。指定されるプロパティーと値は次のとおりです。
- 外部コマンド [Prepare][RunExternalProgram]
- 値:itm_driver -C ${getControlFileName()} -F"-itm_in_files ${getCurrentAFPFile()} -itm_out_files ${getFileName(print,pdf,write)}"
このタイプのジョブを初めて印刷するときは、RICOH ProcessDirector は印刷ファイルを tmp
サブディレクトリーに 10000004.print.afp
としてコピーします。外部コマンドによって、AFPファイルは印刷用PDFに変換されます。
ジョブを再印刷すると、オペレーターは元の印刷ファイルからページ範囲を選択します。RICOH ProcessDirectorは、選択したページのみを10000004.print_range.afp
としてtmp
サブディレクトリーにコピーします。外部コマンドによって 10000004.print_range.afp
が PDF フォーマットに変換されます。