DB2 データベースをアップグレードする

RICOH ProcessDirectorをアップグレードしても、RICOH ProcessDirectorに組み込まれているDB2 データベースのバージョンは同じレベルのままです。RICOH ProcessDirectorインストールプログラムを開始する前、またはインストールプログラムの完了後に、DB2データベースをアップグレードできます。

これらのステートメントがすべて正しい場合、RICOH ProcessDirectorに付属のDB2インストールDVDまたはISOファイルを使用してDB2データベースをアップグレードできます。

  • 現在のDB2データベースとRICOH ProcessDirectorシステムがバックアップされます。
  • 現在インストールされているDB2データベースのバージョンは、10.1または10.5です。
  • DB2インストールDVDまたはISOファイルがリコーから提供されています。

DB2インストールメディアで提供されるスクリプトを使用して、RICOH ProcessDirectorをインストールする前または後に DB2データベースをアップグレードできます。

RICOH ProcessDirectorをアップグレードする前に DB2データベースを手動でアップグレードする場合は、新しいバージョンにアップグレードするまでRICOH ProcessDirectorを起動しないでください。RICOH ProcessDirectorの古いバージョンのいくつかは、新しいバージョンのDB2データベースでは動作しません。

DVD または ISO イメージを使用してインストールする場合は、1 次サーバーからDB2インストールメディアにアクセスできることを確認します。必要に応じて以下の手順を実行します。

DB2 データベースを手動でアップグレードするには、次の手順に従います。

  1. システムが上記の要件を満たしていることを確認します。
  2. RICOH ProcessDirectorをインストールしたシステム管理者として1次コンピューターにログインします。
      重要:
    • 管理者用のパスワードに"、%、^、または2つの$が含まれていないことを確認してください。現在のパスワードにこれらの文字が含まれている場合は、パスワードを変更してから続行してください。
    • 管理者パスワードを変更した場合は、次のサービスのパスワードも更新してください。
      • DB2 - DB2COPY1 - AIWINST-0
      • DB2 Remote Command Server
      • DB2DAS - DB2DAS00
      • DB2ガバナー
  3. 管理者としてコマンドプロンプトを始動します。管理者としてシステムにログオンしている場合であっても、右クリックメニューから管理者として実行を選択して、コマンドプロンプトを始動する必要があります。
  4. DB2インストールメディアがあるディレクトリーに移動し、scripts/upgradeDB2.batと入力してEnterを押し、スクリプトを実行します。
  5. システム管理者のパスワードを入力し、Enter を押します。
      注意:
    • スクリプトが完了するまでに数分かかることがあります。

      スクリプトが終了すると、コマンドプロンプトがDB2のアップグレードに成功しましたと返します。

  6. システム上の DB2 データベースレベルを確認します。コマンドプロンプトで、db2levelと入力し、 Enter を押します。

    このコマンドにより、インストールパスとインストール日とともに現在の DB2 データベースレベルが表示されます。インストールが成功した場合は、DB2データベースレベルは11.5.8になります。

  7. インストールログでエラーがないか確認します。C:\に移動し、upgradeDB2.logを開きます。
  8. RICOH ProcessDirectorをアップグレードする前にDB2データベースをアップグレードした場合は、RICOH ProcessDirectorのインストールを続けます。
  9. RICOH ProcessDirectorをアップグレード後にDB2データベースをアップグレードする場合、RICOH ProcessDirectorを起動してログインし、アップグレードが成功したことを確認します。