ワークフローでインサーター文書プロパティーを使用する
提供された文書プロパティーとカスタム文書プロパティーの値をインサーター制御ファイルに設定する規則ファイルを作成できます。例えば、インサーターコントローラーに、ジョブ内の各文書に挿入物を供給するインサータービンを通知できます。各文書にインサータービンの値が含まれる場合、この値をビントリガー文書プロパティーにマップします。次に ビントリガープロパティーをインサーター制御ファイルの規則ファイルに追加します。
インサーターオペレーターは、提供された文書プロパティーとカスタム文書プロパティーを使用して、手動調整時に再印刷が必要となる損傷した文書を識別できます。例えば、各文書のカスタマー名をメール宛先文書プロパティーにマップします。インサーターが郵便物を傷つけた場合、インサーターオペレーターは メール宛先プロパティーを使用して、住所欄に表示されるカスタマー名で関連する文書を見つけて再印刷します。
インサーター文書プロパティーは、インサーター機能に付属する文書プロパティーをリスト表示します。
インサーター文書プロパティー
プロパティー (フィールド名) | プロパティー (データベース名) | 説明 | タイプ | 長さ (文字数) |
---|---|---|---|---|
ビントリガー | Doc.Insert.BinTriggers | 文書の挿入物を供給するインサータービンを識別します。例えば、YYYYYNNNNN または 1111100000 は、ビン 1 ~ 5 では挿入物が供給されますが、ビン 6 ~ 10 では供給されないことを意味します。インサーター制御ファイル用の規則ファイルでこのプロパティーを使用して、挿入物を供給するビンを制御できます。 | character | 64 |
迂回インジケーター | Doc.Insert.DivertBin | 挿入後の文書の方向転換先となるインサーター出力ビンの番号を指定します(文書を特殊な出力ビンに振り向けることで、オペレーターは手作業でその文書の品質を検査をしたり、特別な方法で当該文書を扱ったりすることができます。)インサーター制御ファイルの規則ファイルでこのプロパティーを使用して、文書を迂回させるかどうかを管理できます。 | character | 64 |
メール宛先 | Doc.Insert.MailRecipient | この文書のメール転送先の人物の名前を指定します。インサーターオペレーターは、このプロパティーを使用して、手動調整時に再印刷のマークを付ける文書を見つけることができます。 | character | 64 |
オリジナルのバーコード | Doc.Insert.OriginalBarCode | 文書の挿入を制御するオリジナルのバーコードのデータが含まれています。拡張 AFP 制御ファイル (AFP ファイルの場合) またはビルド PDF 制御ファイル (PDF ファイルの場合) でこのプロパティーの値を使用して、挿入を制御するために作成する新規バーコードにオリジナルのバーコードのデータを含めることができます。 | character | 256 |
PDF ファイルの場合、RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat を使用して文書内のデータをインサーター文書プロパティーにマップし、RICOH ProcessDirector が使用する制御ファイルを保存します。詳しくは、RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat の関連トピックを参照してください。
AFP ファイルの場合、AFP Indexer と RICOH Visual Workbench の Document Property Designer モードを使用して文書内のデータをインサーター文書プロパティーにマップします。RICOH Visual Workbench を使用して、RICOH ProcessDirector が使用する制御ファイルを保存します。詳しくは、RICOH Visual Workbench、AFP Indexer、および Document Property Designer に関連するトピックを参照してください。