RICOH ProcessDirectorがAFPリソースディレクトリーを識別できるようにする

使用しているAFPリソース(フォント、書式定義、ページセグメント、オーバーレイなど)がジョブとともにインラインで送信されず、デフォルトのリソースディレクトリーにもない場合は、そのリソースの場所をRICOH ProcessDirectorが処理時に認識できるように使用しているワークフローを構成する必要があります。また、既存のステップテンプレートとプリンターにそのディレクトリーを追加しなければならない場合があります。
使用しているAFPリソースの場所をRICOH ProcessDirectorに認識させるには、ジョブまたはプリンターの AFPリソースパスプロパティーを使用します。 AFP リソースパスプロパティーは、AFP リソースの位置を識別するディレクトリーパスに設定されています。複数のディレクトリーパスをリストする場合は、間にコロン (:) を挿入します。
    注意:
  • Windows マシンでは、マッピングされたネットワークドライブにデータまたはリソースを保管する場合、それらのデータやリソースを検索および使用できるようにシステムを構成する方法については、ソフトウェアサポートにお問い合わせください。Windowsコンピューターでのネットワークドライブのマッピングについては、RICOH ProcessDirectorインフォメーションセンターを参照してください。

コンポーネントがリソースを必要としているときは、RICOH ProcessDirector は次に示す場所を、ここに示した順に検索します。

  1. ジョブの開始時。
  2. AFP リソースパスプロパティーで指定されたパス。このプロパティーは、ワークフローで設定することも、ステップテンプレートの既定のジョブプロパティーとして設定することもできます。RICOH ProcessDirectorは、プロパティー値にリストされた順序でディレクトリーを調べます。
  3. 印刷ステップがリソースを要求する場合は、プリンターのAFPリソースパスプロパティーにリストされているパスを検索します。RICOH ProcessDirectorは、プロパティ値にリストされた順序でディレクトリーを調べます。
  4. C:\aiw\aiw1\resourcesまたはC:\Program Files (x86)\Ricoh\PSF\reslibディレクトリー内

RICOH ProcessDirector が AFP リソースディレクトリーを識別できるようにするには、次の手順に従います。

  1. 既存のワークフローを編集して、ジョブが要求する AFP リソースを RICOH ProcessDirector が検出できるようにします。
    1. ワークフロータブをクリックします。
    2. 編集するワークフローの名前をクリックします。
    3. ワークフロー名の左にあるスイッチをクリックして、ワークフローを使用不可にします。
      編集中にワークフローを無効にしないと、このワークフローを使用するジョブは引き続きステップ内を進みます。保存するときに、ワークフローが一時的に無効になり、その後再度有効になります。ワークフローで処理されているジョブでエラーが発生する可能性があります。
    4. ワークフローエディターで、ウィンドウの右上隅にあるステップテンプレートをクリックし、次のいずれかのステップをエディターにドラッグします。
      • ConvertLineDataJobIntoAFP
      • EnableRepositioning
      • PrintJobs
      AFP リソースパスは、これらのステップすべてに関するデフォルトジョブプロパティーの 1 つです。
    5. ステップを右クリックして、プロパティーを選択します。
    6. AFPをクリックします。
    7. AFP リソースパスプロパティーを見つけ、AFP リソースをコピーしたディレクトリー (複数可) へのパスを入力します。
        注意:
      • このプロパティーを指定するいずれかのステップでそれを変更すると、このワークフローのすべてのステップでそれが変更されます。
      • この値のディレクトリー名の末尾にバックスラッシュ (\) を含めないでください。
    8. OKをクリックします。
    9. ワークフローを保存します。
    10. このステップを、AFP ジョブを処理するすべてのワークフローについて、および将来に新規ワークフローを作成するためにコピーする可能性がある任意の提供ワークフローについて繰り返します。
  2. オプション: 新規ワークフローを作成するために将来使用する可能性があるAFP リソースパスプロパティーを既存のステップテンプレートに設定します。
    デフォルトジョブプロパティーとしてAFP リソースパスを持つステップテンプレートで提供されているものは、 ConvertLineDataJobIntoAFPEnableRepositioning、および PrintJobs のみです。これらのステップテンプレートごとに、あるいはそのステップテンプレートをコピーして作成したものがあればそのコピーについても、次の手順を実行します。
    1. ワークフロータブで、ウィンドウの右上隅にある ステップテンプレートをクリックします。
    2. 編集するステップテンプレートを右クリックして、プロパティーを選択します。
    3. AFPをクリックします。
    4. AFP リソースパスプロパティーを見つけ、AFP リソースをコピーした 1 つ以上のディレクトリーへのパスを入力します。
        注意:
      • この値のディレクトリー名の末尾にバックスラッシュ (\) を含めないでください。
    5. OKをクリックします。
    6. 編集するすべてのステップテンプレートについて、このステップを繰り返します。
  3. オプション: 作成したプリンターで、AFP リソースパスプロパティーを設定します。
    このプロパティーをプリンターで設定した場合、使用されるのはジョブが印刷されるときのみであり、表示や変換されるときは使用されません。また、ワークフローで設定されたリソースパスを RICOH ProcessDirector が検索した後にのみ使用されます。

    他の AFP リソースとは別に保管されている特殊な MICR フォントやセキュアページセグメント (シグニチャーなど) が AFP リソースに組み込まれている場合は、それらのリソースを使用するジョブを印刷する可能性のあるプリンター (複数可) のAFP リソースパスプロパティーにのみ、それらの入ったディレクトリーを指定しなければならないことがあります。

    1. 左のペインで装置 プリンターをクリックします。
    2. 編集するプリンターを選択します。
    3. 使用不可をクリックします。
    4. もう一度そのプリンターを選択し、プロパティーをクリックします。
    5. AFPをクリックします。
    6. AFP リソースパスプロパティーを見つけ、AFP リソースをコピーした 1 つ以上のディレクトリーへのパスを入力します。
        注意:
      • この値のディレクトリー名の末尾にバックスラッシュ (\) を含めないでください。
    7. OKをクリックします。
    8. 編集するすべてのプリンターについて、このステップを繰り返します。