pdprスクリプトをインストールおよび構成する
- x86_64向けCentOS Linux 7.9から最新の7.Xまで
- Red Hat 7.6から最新の7.Xまで
- Red Hat 8.1から最新の8.Xまで
- Rocky Linux 8.4から最新の8.Xまで
- Rocky Linux 9.0から最新の9.Xまで
- x86_64のService Pack 4以降を搭載したSUSE Linux Enterprise Server(SLES)12.0
- x86_64のService Pack 1以降を搭載した SUSE Linux Enterprise Server(SLES)15.0
- Windows 7
- 注意:
- 別のオペレーティングシステムにpdprスクリプトをインストールする場合は、リコーのサポート担当者にお問い合わせください。
pdprスクリプトでは、pdpr.cfg
という名前の制御ファイルを使用して、ジョブをInfoPrint ManagerまたはRICOH ProcessDirectorに送信するかどうかを判断します。制御ファイルは、 pdpr スクリプトと同じコンピューターに保存することも、中央の場所に保存して pdpr スクリプトが FTP 経由でアクセスできるようにすることもできます。 pdpr スクリプトは、匿名ログインを使用して FTP サーバーにログインするため、匿名ユーザーが制御ファイルの読み取り権限を持っている必要があります。
最新のpdprスクリプトを入手するには、リコーのサポート担当者にお問い合わせください。
pdpr スクリプトをインストールして構成するには
- 管理者特権を持つユーザーとして 1 次コンピューターにログインします。
- 次のpdprインストーラーファイルを検索します。
C:\aiw\aiw1\samples\pdpr\pdpr_installer
- pdprコマンドを実行するコンピューター上の一時ディレクトリーに、このファイルをコピーします。
- クライアントコンピューターにログインします。
- Linux ベースのクライアントで、root ユーザーとしてログインしてコマンドプロンプトを開きます。
- Windows クライアントで、管理者権限を持つユーザーとしてログインし、コマンドプロンプトを開きます。
pdpr_installer
が存在するディレクトリーに移動します。- perl pdpr_installerと入力します。インストーラーのインターフェースがコマンドプロンプトウインドウで実行されます。
- インストーラーでプログラムのインストール場所の確認画面が表示されたときは、
pdpr_installer
がコピーされている一時ディレクトリーとは別のディレクトリーを選択します。- 重要:
- 一時ディレクトリーにインストールすると、インストールは失敗します。pdprスクリプトではなく、pdprディレクトリーが作成される不完全なインストールになります。
- 次の定義にしたがって、インストーラーの質問に応答します。
- RICOH ProcessDirectorサーバーのホスト名または IP アドレス
- 1 次サーバーがインストールされているコンピューターの完全修飾ホスト名または IP アドレス。
- pdpr.cfg ファイルの完全 FTP パス
pdpr.cfg
ファイルを中央の場所にインストールする場合は、pdpr.cfg
ファイルの完全パス。値の末尾は、pdpr.cfg
にする必要があります。pdpr.cfg
ファイルを pdpr スクリプトと同じシステムに保存する予定の場合、何も入力せずに、 Enter を押してインストーラーを続行してください。
- インストールプロセスを終了します。
- Linux クライアントにインストールしている場合は、ログアウトしてログインし直すことで変更を適用します。
- Windows クライアントにインストールしている場合は、コンピューターを再起動することで変更を適用します。
- pdprコマンドを解析してジョブをRICOH ProcessDirectorに実行依頼する規則を定義するには、
pdpr.cfg
ファイルを編集します。ファイルには、定義した規則ごとに 1 行含まれている必要があります。ジョブは、一致する最後の規則に基づいて入力装置に送信されます。ジョブがどの規則の条件にも一致しない場合、InfoPrint Managerに送信されます。ファイルの各行は、次の構文に従います。
- FileName | LDName,regular_expression, input_device_name, [BOTH]
ジョブの送信先を決定するために、入力ファイルのファイル名を解析する場合は、FileNameを使用します。ジョブの送信先を決定するために、 pdprコマンドの-d(InfoPrint Manager の論理宛先)オプション値を解析する場合は、LDNameを使用します。
例えば、ファイルには次の行を含めることができます。
LDName, .*\.[Pp][Ss], InputPS FileName, .*\.[Aa][Ff][Pp], InputAFP
最初の行は、pdpr コマンドの -d オプションを確認するようにスクリプトに命令します。そのオプションに指定された値の末尾が .ps または .PS の場合、ジョブは InputPS という名前の入力装置に送信されます。2 行目は、入力ファイルのファイル名を確認するようにスクリプトに命令します。ファイル名の末尾が .afp または .AFP の場合、ジョブは InputAFP という名前の入力装置に送信されます。
どちらの条件にも一致しない場合、ジョブはシステムのPMHOST環境変数に保存された値を使用してInfoPrint Managerに送信されます。
BOTHパラメーターをエントリーの最後に追加して、条件を満たした場合に、ジョブをInfoPrint ManagerおよびRICOH ProcessDirectorに送信するかどうかを指定します。これは、最初にRICOH ProcessDirectorを構成して pdprからジョブを受信する場合に役立ちます。実稼働環境でInfoPrint Managerを使用するように構成するときに、RICOH ProcessDirectorをテストできるためです。