ステップテンプレート、ステップ、およびステップチェーン

ステップテンプレートとは、RICOH ProcessDirector システムにおける処理の基本構成要素です。ステップテンプレート には、ジョブの作成や除去など、特定のアクションを実行するコードが入っています。また、デフォルトのジョブプロパティー値を定義することもできます。ワークフローにステップを追加するときは、ステップの基礎として使用するステップテンプレートを選択します。

RICOH ProcessDirector には、提供された RICOH ProcessDirector ワークフローが使用するステップテンプレートがいくつか用意されています。これらのステップテンプレートを使用して、ユーザー独自のワークフローにステップおよびステップチェーンを作成することもできます。

ステップチェーンは、接続されたステップのグループで、ステップテンプレートのようにワークフローで使用できます。ステップの同じセットを数多くのワーフローで使用する場合、それらのステップを含むステップチェーンを作成できます。その後、新しいワークフローを作成するたびに各ステップを追加する代わりに、ステップチェーンを使用できます。

例えば、ジョブのデータストリームを検出し、OptimizePDFステップでPDFファイルを送信し、変換によってAFPファイルをPDFに送信し、その後、ページをカウントして文書プロパティーを抽出するステップでPDFファイルとAFPファイルの両方を送信するロジックを持つステップのセットがあるとします。そのステップのセットのステップチェーンを作成し、構築する各ワークフローにドロップできます。各ワークフローのステップに設定されたプロパティーの値を変更する場合、新しいワークフローごとにステップとコネクターを追加する時間を節約できます。