環境設定の管理

プリファレンス管理機能を使用すると、文書プロパティーの値を、外部プリファレンスファイルの値に更新できます。これらの値は、選択した文書の内容の変更やこれらの文書の処理の変更に使用できます。

例えば、環境に配慮したオプションを選択したお客様を識別するプリファレンスファイルを作成できます。お客様を識別したら、その出力タイプをメールに変更することで、取引明細書を郵便ではなくメールで送信できます。

ApplyPreferencesステップは、プロパティーマッピングオブジェクトを使用して、プリファレンスファイル内の値を、RICOH ProcessDirector の文書プロパティーにマップします。プロパティーマッピングオブジェクトは、更新される文書を識別する文書プロパティーを指定します。文書プロパティーの値は、プリファレンスファイルの値と一致する必要があります。その後、オブジェクトはプリファレンスファイルの値で更新する文書プロパティーを指定します。

この無料の機能は、基本製品で提供されています。

前提条件

Preference Management機能を使用するには、最初に以下のような文書処理をサポートする機能をインストールします。

  • PDF ファイルの場合、PDF Document Support機能をインストールします。

  • AFP ファイルの場合、AFP Support機能をインストールします。

ステップテンプレート

プリファレンス管理機能は、ApplyPreferencesステップテンプレートを提供します。このステップテンプレートに基づくステップでは、1つまたは複数のジョブプロパティーまたは文書プロパティーの値の更新に使用するプリファレンスファイルを指定できます。

オブジェクト

プリファレンス管理機能は、プロパティーマッピングオブジェクトを提供します。このオブジェクトでは、プリファレンスファイルの情報を RICOH ProcessDirector の文書プロパティーにマップできます。ステップでは、このプロパティーを出力ファイルの生成に使用します。