getCurrentFileの構文

getCurrentAFPFile メソッドは、印刷ファイルの名前を返します。このファイルはジョブのスプールディレクトリーにあります。元の印刷ファイルから選択されたページ範囲が含まれているファイルが存在する場合は、そのファイルの名前を返します。それ以外の場合は、元の印刷ファイルの名前を返します。再印刷ではしばしばあることなので、ジョブ全体でもジョブのサブセットでと同様に同じコマンドが動作できるようにすると、便利です。

許可ユーザーは常に、このメソッドを次のフォーマットで指定できます

${getCurrentFile(datatype)}

ここで、

datatype
印刷ファイルのデータストリームです。AFP を指定できます。その場合、このメソッドは getCurrentAFPFile メソッドと同じになります。このパラメーターには、${Job.InputDataStream} のようなシンボル表記も使用できます。

getCurrentFile の例

UNIX ベースのシステムで lpr を使用してパススループリンターにジョブを実行依頼するには、次のように、 [プリンターコマンド]プロパティーの値としてこのコマンドを使用できます。

lpr -Pmyprinter ${getCurrentFile(${Job.InputDataStream})}

最初にジョブがプリンターに送信されると、ジョブ全体が印刷されます。再度、サブセットのページを印刷するためにそのジョブが処理されると、サブセットだけが印刷されます。