パススループリンター用制御ファイルテンプレートの例

RICOH ProcessDirectorにより、パススループリンター用の制御ファイルテンプレートの例が示されます。このテンプレートは、passthru.cfg と呼ばれ、C:\aiw\aiw1\samples\passthru\にインストールされます。

パススループリンターで指定するプリンターコマンドにより制御ファイルが使用される場合は、RICOH ProcessDirectorが制御ファイルテンプレートから生成する制御ファイルにより、プリンターコマンドのオプションが指定されます。許可ユーザーは、RICOH ProcessDirectorで用意されている制御ファイルテンプレートのサンプルをコピーして変更できます。その後で、カスタマイズした制御ファイルテンプレートを、RICOH ProcessDirector からアクセス可能な任意のディレクトリーに配置します。制御ファイルテンプレートプリンタープロパティーを使用して、制御ファイルテンプレートの名前と場所を指定します。

    注意:
  • 更新によってC:\aiw\aiw1\samplesディレクトリー内のファイルが上書きされることがありますが、C:\aiw\aiw1\control_filesディレクトリー内のファイルは上書きされません。サンプルファイルをC:\aiw\aiw1\control_filesディレクトリーにコピーして、コピーされたファイルですべての変更を行うことをお勧めします。

passthru.cfg 制御ファイルテンプレートはRICOH ProcessDirectorシンボル式を使用して、プリンターコマンドのパラメーター値を設定します。制御ファイル・テンプレート内の項目の例を以下に示します。

JobID=${Job.ID}

JobCopies=${Job.Copies}

PrinterId=${Printer.ID}

CustomerName=${Printer.CustomerName}
等号の左側のキーワードは、サンプル・パラメーターです。

注意: すべてのプリンターコマンドが、制御ファイルを使用できるわけではありません。使用できる場合は、異なるパラメーター名を使用している可能性があります。

右側の値は、RICOH ProcessDirector ジョブプロパティーのシンボル式です。JobCopies=${Job.Copies}の例の場合は、RICOH ProcessDirectorにより、JobCopiesパラメーターの値がJob.Copies ジョブプロパティーの値に設定されます。たとえば、ジョブがプリンターに送信されたときに保存されたオリジナルの入力ファイル名が必要な場合は、JobID パラメーターの制御ファイルテンプレート項目で、${Job.ID} の代わりに ${Job.Inputfile} を使用できます。