Reconcile
Reconcile ステップテンプレートを基にしたステップは、ジョブ内の各文書の状態に基づいて、それらの文書に対して実行するアクションを決定します。このステップで自動的にジョブを調整できますが、オペレーターが手動で調整することもできます。
ジョブプロパティーデフォルト
- 自動調整: いいえ
- 再印刷する最大文書数:
- 調整ユーザー:
- 要求された再印刷プリンター: 要求されたプリンターと同じ
インサーター機能で追加されるジョブプロパティーのデフォルト値
Automated Verification機能には、これらのジョブプロパティーが含まれません。
- 調整の更新プロパティー 1:
- 調整の更新プロパティー 2:
- 調整の更新プロパティー 3:
- 調整の更新プロパティー 4:
- 調整の更新プロパティー 5:
- 調整の更新プロパティー 6:
- 要介入文書の再印刷: いいえ
使用上の注意
- このステップは 1 次サーバーで実行する必要があります。
- インサーターでは、InsertJobs ステップテンプレートに基づくステップの後、 CreateInserterReprints ステップテンプレートに基づくステップの前に、 Reconcile ステップを実行することをお勧めします。
- インサーターについては、インサーターのインターフェースを使用してジョブを調整する場合は、ジョブの[自動調整]プロパティーを [はい]に設定できます。RICOH ProcessDirector のインターフェースを使用してジョブを調整するには、 [自動調整]プロパティーを [いいえ]に設定します。
- Automated Verification では、 ReadBarcodeData ステップテンプレートに基づくステップの後、 CreateReprints ステップテンプレートに基づくステップの前に、 Reconcile ステップを実行することをお勧めします。
- インサーターと Automated Verification の場合、ジョブの [自動調整]プロパティーが [はい]に設定されている場合、処理の完了後、ジョブは次のステップに移動します。
Automated Verification の場合、重複するスキャンが検出され、ジョブの状態が [重複の検出]に変更された場合には、 調整ステップを手動で完了する必要があります。
- ジョブの自動調整プロパティーが いいえに設定されている場合、処理の完了後、ジョブは 調整待ちの状態になります。ジョブの文書に対して実行されるアクションを確認するには、 調整アクションを使用します。 OK、 再印刷、または プルに設定された 要求されたアクションが各文書に割り当てられるまで、ジョブは次のステップに進めません。
- PDF Document Support または AFP Support 機能(インサーターや Automated Verification ではない)だけある場合、ジョブ内の各文書の アクションの値は 設定なしになります。手動調整プロセスを完了するには、オペレーターは各文書に 要求されたアクションの値( OK、 再印刷、または プル)を割り当てる必要があります。
何千もの文書が含まれているジョブでは、オペレーターは問題なく印刷された各文書の要求されたアクションを OKに設定する必要があります。オペレーターにとって、ジョブを調整する最も簡単な方法は、すべての文書の 要求されたアクションを OKに設定することです。その後で、特定の文書の 要求されたアクションを 再印刷または プルに設定し直します。 SetDocPropsFromConditionsステップを使用して アクションの値を自動的に OKに設定すると、すべての文書の 要求されたアクションを OKに設定する時間を省くことができます。その後で、特定の文書の 要求されたアクションを 再印刷または プルにすぐに設定できます。
SetDocPropsFromConditionsステップ用の次のプロパティー条件ファイルは、ジョブ内のすべての文書の アクションプロパティーの値を OKに設定します。
- Doc.OriginalSequence,Doc.Insert.Disposition>=1,OK