RICOH TotalFlow Print Serverを使用するプリンターにジョブを送信するように構成する

Ricoh TotalFlowプリンターに印刷ジョブを送信するには、プリンターとRICOH ProcessDirectorで特別な構成ステップが必要です。

RICOH TotalFlow Print Serverを使用するプリンターは、さまざまなタイプの印刷ジョブを受け取ることができます。送信するジョブのタイプによって、RICOH ProcessDirector で作成するプリンターオブジェクトのタイプと、プリンター自体で使用する構成設定が決定します。

データストリーム プリンター/コントロールユニット RICOH ProcessDirector プリンタータイプ
AFP 任意 AFP
PDF VC40000、VC60000、またはVC70000 RICOH TotalFlow
RICOH ProcessDirectorでサポートされているRICOHカット紙プリンター

RICOH PDFプリンター
サポートされているプリンターのリストに含まれていないRICOHカット紙プリンター RICOH TotalFlow
その他 任意 パススルー

RICOH ProcessDirectorを使用するか、またはプリンターでTotalFlow Print Serverを使用してPDFジョブを制御できます。

  • プリンターを制御するようRICOH ProcessDirectorを設定している場合、PDFジョブは、RICOH ProcessDirectorからプリンターに送信され、その送信された順序で印刷されます。
  • プリンターを制御するようTotalFlow プリントサーバーを設定している場合、RICOH ProcessDirectorは、PDFジョブをプリンターにスプールします。オペレーターは、TotalFlow Print Server のコンソールを使用して、ジョブをプリンターにリリースすることになります。

    この場合、ジョブはRICOH ProcessDirector内で プリンターにスプール済み状態のままになります。ユーザーが、プリンターコンソールでジョブを アクティブジョブ状態から 非アクティブジョブ状態に切り替えた場合、またはプリンターからジョブを削除した場合、RICOH ProcessDirectorは、ジョブの状態を ステータスがプリンターで変更済みに変更します。オペレーターは、 再び印刷または ステップ再始動アクションを使用して、プリンターに再びジョブを送信できます。ジョブが正常に印刷された場合、オペレーターは 次のステップに進むアクションを使用してワークフローでジョブの処理を続行できます。

    ジョブが プリンターにスプール済み状態のときにRICOH ProcessDirectorが再起動されると、RICOH ProcessDirectorは、ジョブの状態を エラーに変更します。すでにジョブが印刷されている可能性があります。

    バナーページを PDF 印刷ファイルにマージプロパティーが いいえに設定されている場合、ヘッダーページ、PDF ジョブ、トレーラーページは、別個のファイルとしてプリンターにスプールされます。プリンターでは、指定とは異なる順序でファイルが印刷される可能性があります。この問題を回避するには、プロパティーを はいに設定するか、バナーページを印刷しないか、ファイルの状態を同時に切り替えます。例えば、ファイルを 非アクティブジョブ状態または アクティブジョブ状態に同時に切り替えます。