XMLを処理するワークフローを定義する

XMLジョブを処理するには、XMLを操作するワークフローを1つ以上定義します。

XMLワークフローを定義する前に、次の手順に従います。

  • XMLファイルの命令を処理する使用シナリオに目を通します。そのシナリオは、4つのワークフローを使用してXMLを処理します。
  • プロセスの入力になるXMLファイルを評価して、XMLを処理するために必要なワークフローの数を決定します。XMLの受信準備に関連するトピックを参照してください。

会社でプロキシサーバーを使用していて、ワークフローにDownloadFileステップがある場合は、プロキシサーバーを使用するように RICOH ProcessDirectorをセットアップします。

XMLを処理するワークフローを定義するには、次の手順に従います。
  1. [ワークフロー]ページで、最初のワークフローを追加します。
  2. SetJobPropsFromTextFileステップの後に、 DetectInputDataStreamステップテンプレートに基づくステップを追加します。
  3. ワークフローでXMLからジョブを作成する場合は、CreateJobsFromXMLステップテンプレートに基づく1つ以上のステップを追加します。

    次のプロパティーを設定します。

    • XML入力ファイルプロパティーは、次のように設定します。
      • XMLファイルがそのジョブのスプールディレクトリーにある場合は、デフォルト値を使用します。
      • それ以外の場所にXMLファイルがある場合は、ディレクトリーパスとファイル名を指定します。
    • ジョブを作成するためのXPath表現プロパティーには、ステップで定義したXPath表現を指定します。
    • 新しいジョブのワークフロープロパティーには、 CreateJobsFromXMLステップが新しいジョブを実行依頼するワークフローを選択します。
    • 子ジョブとして作成するプロパティーは、次のように設定します。
      • 子ジョブを作成するには、はいを選択します。

        例えば、ある注文の項目に子ジョブを作成する場合が挙げられます。

      • 独立したジョブを作成するには、いいえを選択します。

        例えば、独立した注文には子ジョブを作成しません。

    • エレメントが一致しない場合に停止するは、次のように設定します。
      • すべてのXML入力ファイルにXpath表現と一致するエレメントが1つ以上ある場合は、はいを選択します。そのステップが一致するエレメントを1つも検出しない場合は、ジョブがエラーになるようにします。

        例えば、CreateJobsFromXMLステップは、XML入力ファイルの各注文に対して1つのXMLジョブを作成します。すべてのXML入力ファイルには、1つ以上の注文が含まれます。ステップが注文のエレメントを検出しない場合は、ジョブがエラーになるようにします。

      • 一部のXML入力ファイルに、Xpath表現と一致するエレメントが含まれない場合は、いいえを選択します。そのステップが一致するエレメントを検出しない場合は、ジョブがワークフローの次のステップに進むようにします。

        例えば、CreateJobsFromXMLステップは、ある注文でそれぞれの印刷項目に対するXMLジョブを作成します。注文には、印刷項目、プロモーション項目、またはその両方が含まれます。ステップが印刷項目と一致するエレメントを検出しない場合は、ジョブがワークフローの次のステップに進むようにします。

    • 新しいジョブの名前プロパティーには、ステップで作成するジョブの 名前プロパティーに使用する値を指定します。

  4. ワークフローでXMLデータを別の形式に変換する場合は、ApplyXSLTransformステップテンプレートに基づく1つ以上のステップを追加します。
    ガイドラインとして、CreateJobsFromXMLステップがジョブを実行依頼するワークフローに、 ApplyXSLTransformステップを追加します。

    ApplyXSLTransformステップは、XMLエレメントをワークフローの他のステップで使用するRICOH ProcessDirectorジョブプロパティーまたは文書プロパティーに変換できます。

  5. URLを使用して処理するファイルをダウンロードするには、DownloadFileステップテンプレートに基づくステップを追加します。
  6. プロセスに必要なステップを追加します。

    例えば、PDFファイルを処理するために必要なステップを追加します。

  7. ワークフローを保存します。
  8. 次のワークフローを追加するには、最初のワークフローを追加する手順を繰り返します。
  9. ワークフローの追加を完了したら、そのワークフローをテストします。