正規表現構文

RICOH ProcessDirectorでは、制御ファイル、CompressFiles や SetJobTypeFromFileName などのステップテンプレート、入力装置プロパティー、RICOH ProcessDirectorの機能と拡張機能など、いくつかの場所で正規表現構文を使用します。このセクションには、正規表現構文の要約といくつかの例が含まれています。

正規表現構文について詳しくは、Open Group Base Specifications Issue 6, Chapter 9http://pubs.opengroup.org/onlinepubs/007904875/basedefs/xbd_chap09.htmlを参照してください。実際のワークフローで使用する前に正規表現の一致結果をテストする場合は、Web 上で入手可能な無料のユーティリティーが数多くあります。たとえば、これは無料のブラウザーベースのテストツールです。http://gskinner.com/RegExr/

構文の要約

  • ピリオド(.)は任意の1文字(文字または数字)に一致します。
  • アスタリスク(*)は、ゼロ個または任意の数の先行する文字(ファイル名の最大長まで)に一致します。
  • 円記号(\)はエスケープ文字で、次の文字がリテラルとして解釈されることを示します。
  • ドル記号($)は、一致するのが表現(ファイル名)の末尾部分であることを示します。
  • 疑問符(?)は、その前のトークンが任意であることを示します。例えば、colou?rcolorまたはcolourに一致します。
  • 正符号 (+) は、その前のトークンが 1 回または 2 回以上繰り返したときに一致します。

値の文字には大/小文字の区別があります。例えば.*PDF$,.*AFP$は、.*pdf$,.*afp$とは異なるパターンを表します。

複数のパターンはコンマで区切ります。 スペースを入れてはいけません。

一般的に *. が一致文字列として使用されますが (たとえば、Windows システムでファイルを検索するとき)、この文字列は正規表現構文では無効です。

次は、ファイル名の先頭から 4 文字の英数字を使用する正規表現の例です。

[A-Za-z0-9]{4}

大括弧で囲まれたパターン [A-Za-z0-9] は、A ~ Z、a ~ z、または 0 ~ 9 の範囲内の任意の文字に一致することを示します。中括弧で囲まれた数字{4}は、使用する文字数を示します。