StepChainDemoサンプルワークフローを実行する
このワークフローでは次のサンプルオブジェクトとサンプルファイルを使用します。
- ワークフロー：StepChainDemo
- サンプルステップチェーン：
- ReceivePDFJob
- PrepareForPrint
- CompressAndRetain
- サンプルの入力装置：HotFolderStepChain
- サンプルの PDF ファイル：
C:\aiw\aiw1\testfiles\Demo.pdf
以下の図は、ジョブが通過する処理ステップに対応するステップチェーンとステップを含む一連のフェーズとして、サンプルワークフローを示しています。ステップチェーンは、数字をアイコンとして、ワークフロー内で単一のステップとして表示され、そのステップチェーンに含まれるステップの数を示します。ステップチェーンの色は、そのステップチェーンが存在するフェーズの色と一致します。
サンプルワークフローの内容を確認し、サンプルジョブを実行することで、ステップチェーンがどのように動作するかを理解できます。
受信フェーズでは、ジョブプロパティーの初期値を設定し、PDFジョブを最適化します。このフェーズでは、 ReceivePDFJobステップチェーンが実行されます。これには、 SetJobPropsFromTextFile、 DetectInputDataStream、 OptimizePDFの各ステップが含まれます。
準備フェーズは、PDFサンプルを印刷用に準備するための PrepareForPrintステップチェーンで構成されます。これには、 CountPages、 AssignValues、 AssignValues2、 RunExternalProgramが含まれます。このステップチェーンは、条件を指定して規則を作成する方法の例も示しています。 CountPagesステップでは、RICOH ProcessDirectorがジョブ内のシートの総数を計算します。この値に応じて、ジョブは AssignJobValuesまたは AssignJobValues2ステップを使用して、異なる分岐に送られます。
他の処理がすべて終了すると、ジョブは完了フェーズに入ります。このフェーズでは、 CompressAndRetainステップチェーンが実行されます。これには、 ContinueToNextStep、 RetainCompletedJobs、 CompressFiles、 RemoveJobsなどのステップが含まれます。これらのステップの実行中、10MBを超えるPDFデータファイルは圧縮され、ジョブは削除されるまで3日間保持されます。
サンプルワークフローを実行するには、次のようにします。
- RICOH ProcessDirector にログインします。
- メインタブをクリックします。
- ［プリンター］ポートレットで、Sampleプリンターを選択し、をクリックします。
- 入力装置ポートレットで、HotFolderStepChainホットフォルダー入力装置を選択し、 使用可能にして接続をクリックします。
C:\aiw\aiw1\testfilesに移動し、Demo.pdfをC:\aiw\aiw1\System\hf\stepchainにコピーします。ジョブが ジョブテーブルに表示されます。サンプルワークフローでは、データを一切印刷しないサンプルプリンターを使用します。- ジョブ テーブルでジョブを検索します。ワークフロー内のジョブを表示するには、 ジョブポートレットでジョブを右クリックし、 ワークフロー内のジョブを表示を選択します。ステップチェーンをダブルクリックすると、条件を通過するジョブのパスを表示できます。例えば、PrepareForPrintステップチェーンアイコンをクリックすると、ジョブが2番目のパス ( AssignJobValues 2) をたどったことがわかります。これは、Demo.pdfファイルが20ページ以上あるためです。